2019年11月2日土曜日

左腕とクラブの角度を90度にする


Question

左前腕とクラブが90度を維持したままダウンスイングしましょうっ
てよくゴルフ雑誌に書いてありますが、ショートサムで握った場合、
左前腕とクラブの角度を90度にするのは不可能のように思います。

ショートサムにした場合、左前腕とクラブの間の角度の可動範囲は、
135度-180度ではないかと思います。

何をどう誤解しているのでしょうか。

(1)ゴルフ雑誌が嘘をついている
(2)ショートサムよりロングサムが普及しているので、ロングサム
   前提で記事が作られている。
(3)135度はイメージしにくいので、とりあえず90度と表現し
   てるだけで、厳密な意味での90度ではない。


Answer

色々と誤解が生じる問題ですので、まずコックの定義から統一しましょう。
左手首のコックとは親指側に曲げる場合と、それに甲側に曲げる動きを入
れた形の2種類と決めてください。
前者よりも後者の方が可動域は広がります。

次にショートサムとロングサムは左手の親指の位置であって、親指を縮め
て握る場合と伸ばして握る事を意味していると解釈しています。
したがって多少の可動域の違いはこの親指の位置で変わるかも知れません
が、135度が90度になるほどの差はないと思います。

そして親指側へ曲げる手首の可動域ですが、これは人によって違います。
親指側だけ曲げた場合、ほとんどの人は90度近くまで曲がるのですが、
仰る通り135度程度しか曲がらない人がいます。

そして、曲がらない人でも甲側の動きを入れると90度近くまで曲がりま
すが、その方向に曲げるかどうかの新たな疑問が生れます。

手首のコックは飛距離を出す上においては欲しい動きで、90度が一般的
ですが、そこまで曲げなくても良いと考える人もいます。

甲側に曲げた場合でもインパクトでは手首を山にして打ちますので、平側
に曲げた手首をインパクトまでに山にすると言う動作が入ります。
その分、方向調整にミスが生じやすいと言う理由で甲側に曲げる選手がい
なくなったのですが、ドラコン打法や昔の打法ではいくらでもいます。

また、ジョンラームやガルシア、そしてフィナウのようにトップがかなり
浅いトッププロもいますので、90度まで曲げる必要がないと考える事も
できます。

したがって、手首の場合は個人の好みと価値観、あるいは身体的な可動範
囲で決めれば良い事だと思います。





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