2019年11月20日水曜日

いきなり手でテイクバック


Question

テイクバックの際に、クラブをインサイドに引きすぎるくせがあります。
通常、体の回転でまっすぐテイクバックをしていくのでしょうが、
私のスイングではいきなり手でテイクバックをしてしまいます。
意識して取り組んでおりますが、手が先行して動いてしまいます。
ベストスコアは93です。

なにか良い練習方法がありましたら、ご教授ください。


Answer

どのようにテイクバックをするのかをご存知のようですので簡単です。
そのやろうとしている動きのまず「なぞり」をします。

このなぞりとは頭の中の動作を体現する事で、その動きが正しいかどうかの確
認をしながら定着させる事ができます。

軌道も含めて同じ動きをしてトップまで上げる練習だけの部分練習です。
そして、全て完璧にできるようになったら、少しずつ速度を上げてスロースイ
ングとしてゆっくりと上げます。

これを動画に撮って確認しながら軌道がズレていないかを診ながら毎日60回
を21日継続するとこの動作がある程度定着します。

実際に振る時はほんの少し早める程度で完成ですので、このような分割したド
リル的な練習は他の部分でも同じです。

動きが出来ないのは慣れていないからです。
このようにご自宅でクラブなしでもできるエアーやイメトレをする事でも動作
は定着させる事が可能ですので、まずはこの動きをある程度まで定着させてく
ださい。

そして、21日完全にやり切ったらそれを普通にスイングに組み込んで素振り
です。
この時にできていれば問題はないのですが、素振りをするとまた前の癖が出て
来る事があります。

これは定着度です。
今までにどれだけ違う動作をして来たかによりますが、それを上回るだけの回
数を反復して上書きする必要があります。

ところが、その間にラウンドに行って前のスイングで振るたびにその悪い動き
の定着を深めているために、練習場用とコース用の二つの動作が別名保存され
るのです。

そして、古いスイングの方が定着度が高いので、それを長期に渡って出さない
事で自然に消えるのを待ちながら、新しいフォルダーの定着度を高めます。

最初から正しい動きで練習していればこのような手間は省けるのですが、どう
しても皆さんご自身の好きな動きを優先させるために無駄な時間を使ってしま
います。

ほとんどの人はそうですから最短で修正し、最短で上達をしたいのであれば余
計な事をしないことです。
試行錯誤する度に新しいフォルダーを作りますが、それは短期間であればすぐ
に消えるのでそれは良いのですが、悪い動きに気が付かずそのまま練習をして
行くと修正が極めて困難になってしまいます。

今後もできるだけ正しい動きだけを同じように60回21日間のなぞりやスロ
ー動作によって定着させるようにしてください。





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