2019年11月25日月曜日

シャフトよりヘッドの方が重要?


Question

ドライバーについてです
皆さん、シャフトシャフトと騒いでいますが、
実はヘッドの方が重要ではないでしょうか?


Answer

何がどう重要なのかと言う問題ですが、打球にどれだけ影響するかと言う事
に関して言えば、恐らくヘッドは1割でシャフトが9割でしょう。

それだけシャフトによって打球は変わりますが、同じシャフトで違うヘッド
を付けた時には大した変化はありません。

その昔、パーシモンのドライバーは無垢の木の中に鉛の固まりを入れ、大き
さも今の3Wほどでした。
これと現在の460ccヘッドを比べたら大きな違いはスイートスポットの
大きさです。

パーシモンは重心がヘッドの真ん中に集中していましたが、現在の空洞では
外側に分散されてスイートスポットがかなり広く、多少芯を外してもさほど
飛距離が落ちない代わりに、パーシモンで真芯を捉えた時ほどの飛距離はで
ません。

どちらも一長一短ですが、材料の入手が困難になったり、初心者にはスイー
トスポットが大きい方が好まれる事などの理由から現在は空洞のデカヘッド
しか製造していません。

その空洞同士を比較しても、ほとんど調整によって全て同じになるほどの違
いしかありません。
規制がありますので、どんな事をしても限界があるのです。

それに対してシャフトはその昔は鉄でしたのでさほど違いはなかったのです
が、30年ほど前からカーボンシャフトになって、軟らかさの種類が無限大
に増えています。

現在は鉄よりも硬い物からグニャグニャな物まで市販されていますので、同
じヘッドに違うシャフトを装着して試してみてください。

シャフトは3方向に曲がります。
プレイン上での前後のしなり、地面に対して縦にしなるヘッドダウン、そし
てフェイスが開く捻じれです。
これによって打ち出し方向や曲がり具合が変わりますので、その度合いによ
って違う打球が出ます。

現在はどちらも軽量化の方向に進み、シャフトはますます捻じれ易い物が販
売され、昔のSの方が現在のXよいも硬いので、フレックス基準自体が時代
やメーカーによってバラバラで、曲がり具合や振動数などを測ってみないと
比較すらできません。

野球のバットのようにできるだけ曲がらない物がより正確に方向を出せます
ので、しなりで飛距離やタイミングを得ようとするのではなく、より硬い物
で腕を磨く事が大切です。




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