2020年1月20日月曜日

ゴルフ留学をしようと思っています


Question

高校生でゴルフ留学をしようと思っていて親も賛成してくれてるのですがスコア
は90代でも大丈夫でしょうか??下手なので行ってもいいのか不安です。

Answer

アメリカやオーストラリアへ留学する人はこの10年ほど前から急増したのです
が、その割にはプロとして活躍している人が少ないような気がします。

私は長年アメリカに住んでいましたがアメリカでもピンキリで、必ずしも優れた
教育を受けられるとは限りません。
確かに全体的には日本と比べればレベルは高く、田舎町でも優秀な選手が教えて
いたりしますので、日本でいう武道のように底辺が広いのは事実です。

海外留学から戻った選手達を指導した事が何度かありますが、やはり飛ばしの技
ですら充分に教えてもらった人はいませんでした。
確かに厳しい世界で、高度な技術を要求されるコースでの経験は課題を見つける
には最高の条件なのですが、その課題をクリアするのはまた別問題です。

目標はどこなのか分かりませんが、帰国して日本ツアーのプロ選手を希望してお
られるのでしたら、一度行って何が自分に足りないかを実感して来るのも良いの
ですが、それならすでに分かっている事です。

その課題をクリアしてから留学する方がより現実的でしかもショックを受けずに
継続できるかと思います。

その内容とは日本ツアーでしたら飛距離は転がって300Y、アメリカツアーで
したらキャリーで300Yは欲しいところです。
そして、7000Y以上のコースでパーオン率100%がまず出せること、そし
て、HCをプラス3にする事が当面の目標です。

この時点でプロの試験を受けてもシード選手に成れるかどうかの保証はなく、食
べて行くには日本ツアーのトップ50位以内の成績を出す必要があります。
全日本アマで優勝するとプロの大会に出られますので、そこでプロの世界を良く
見て、それで受験するかどうかを決めると良いかも知れません。

アマチュアでは90台は中級です。
今が一番楽しい時期ですが、プロの世界にはそれ以上に段階があります。
プロの試験に合格してからシード選手になるまでは赤字で借金になります。
その間に副業をしたり、辞めたりする人が過去に何千人といました。

プロになるかどうかはシード選手に成れるだけの飛距離やベタピン率を上げてか
らでないと苦労は目に見えています。

留学は他の面で世界を知る事ができますので、決して無駄ではないと思います。
余裕があるのでしたら広い世界を見て、また違う進路が見えて来るかも知れませ
んので私は個人的には反対はしません。



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