2020年1月7日火曜日

本気でプロゴルファーを目指しています


Question

高校1年生の女子高校生です。
来春から2年生になるのですが、今冬から本気でプロゴルファーを
目指そうと決めました。

現在のベストスコアが80です。
週5~6で練習やラウンドに行き、毎朝20分のランニングと筋トレ、
パター練習をしています。

現在は部活には入っていませんが、夜からは家庭教師があるので
練習は1時間半ほどを目安にしています。


Answer

プロとして生活ができるようになるには、まず飛距離が260Y~280Y
でスコアは平均が60台になるまで成長したいところです。
しかも試合設定のコースでの話ですので、どのコースを回ってもアンダーで
回れ、得て不得手のない全てにおいて高レベルである事が条件です。

このレベルに行くにはまず飛距離を出す打法を教えてくれるコーチに出遭う
事、毎日充分に練習ができて家族の理解がある事です。

プロと言っても数千人いるのに試合に出られる人は僅か、そしてシード権を
獲得しないと赤字で苦しむ事になり、副業で忙しくなって練習時間がなくな
るという悪循環に入る事があります。

また、このレベルになるにはアイアンの精度が必須条件で、2Y単位で距離
を出すショットの打ち分けができなければなりません。

単純に力を抜いて2Y短く打つとかではなく、同じ力と速度で体の使い方を
変えるだけで番手間の距離が出せたり、曲げ球で飛距離を調整する事ができ
たりと、グリーンの硬さの違いに対応できる打法を習得し、10アンダーが
出せるレベルにならなければなりません。

これは単に練習していれば身に付く物ではなく、数種類の打法を使い分けた
り、高さで飛距離をコントロール出来る技術を習得しなければなりません。

また、ドローやフェイドをインテンショナルに打ち分けるなどの技術も必要
で、10年後のレベルを考えて最初からそこを目指していく必要があります。
将来的には飛距離が上位の人の中から方向が安定している人だけにしか成功
のチャンスはないと思って良いでしょう。

それにはトラックマンを使ったり、試合会場で練習ができたり、芝の上から
打つ練習や寄せの練習が自由にできる環境が必要です。

これらの条件を全て満たさなければ途中で諦めるハメになるのは目に見えて
います。
大学受験などで練習ができなくなったり、体が丈夫でないために怪我をした
り年中病気ばかりしていてもダメです。

また、遊びも趣味も一切犠牲にして、ゴルフ一本で集中して修行する積りで
鍛錬しなければならず、全てを夢に掛ける必要があります。
その覚悟はありますか?

中途半端ではプロの試験には通っても試合に出られないと言う中途半端なプ
ロになるだけです。

また、打法を途中で改造したり、無駄な練習ばかりしていたのでは上には行
けません。
ズレの修正のための正しい診断法、修正法や矯正ドリルなどで自分でベスト
を維持する調整法を知らなければなりません。

タイガー打法を習い、キャリーで260Yくらいを目指し、その習得に3年、
定着に3年でプロ試験を受け、4年後にはシード権を取るか優勝を目指す事
で10年計画で遠回りしない道を選択する必要があります。

プロで食べて行くには100個の鍵の付いたドアーを開けると思って下さい。
99個鍵を開けても、一つでも残っているとドアは開きません。
条件を全てクリアした人にしかその道はないのです。

よほどの覚悟と協力がないと成功できませんので一切の甘えをなくし、これ
から10年間は苦行をする積りで死に物狂いで努力するしかありません。

まずは260Yキャリーで出せる打法を教えている人を見つけてください。
全身を使った効率の良いスイングを教えられる人に出遭って初めて可能性を
つかんだと思って良いでしょう。




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