2020年2月21日金曜日

ツアープロテストには合格していますが


Question

小学生からメンバーとして親の送り迎えで週に4回のラウンド、
ゴルフ部に入りハンデゼロ、チヤホヤされていたやつが、いま
28才で未だにうだつがあがりません。

ツアープロテストには合格していますが、いぱらの道は間違い
ありません。
いまさらサラリーマンも無理でしょう。
北斗神拳の伝承者になれなかった者の末期なみに哀れではな
いでしょうか?ご意見ください。


Answer

プロの世界でもあらゆる段階があります。
テストを通過したからみんながスーパースターになる分けではあ
りません。

まず段階的には試合に出る事ができる段階になる事ですが、QT
を転々としただけで下部ツアーにすら出場できないところから始
まります。

その方はHCがゼロだとギリギリで合格して底辺から始まったの
かと思われます。

石川遼選手のように15才でプロと一緒に戦って優勝するくらい
の実力があれば別ですが、ほとんどの選手は経験を積みながら徐
々に段階を経て上に登って行かなければなりません。

そして、下部ツアーの試合である程度経験して試合設定のコース
に慣れるとレギュラーツアーの出場資格が取れるだけの段階に上
がって行きます。

ところが、その試合で2日目のカットで落ちてしまうのが現状で
旅費や出場費用ばかりの出費で赤字のツアーとなるのです。

そして、次の段階としてはその試合でトップ25やトップ10に
入るかどうかの成績を残せる段階ですがシード権がない選手です。
この辺までの人がほとんどで、出場権を獲得するだけで大変な活
動や思いをしなければなりません。

メーカーのイベントやあいさつ回り、後援会の集まりや飲み会な
ど練習したくても出来ない事もあり、ましてバイトなどで練習時
間が少なくなるとかなりのハンディーとなります。

この中途半端なプロはいばらの道になりますので、プロの試験を
受験するのはシード選手になれるだけの実力をつけてからと言う
のが私の意見です。
試験合格が目標ではありません。
シード選手に成れるだけの実力があるかどうかで受験を決めます。

その実力とはコースや試合慣れは別として、まず飛距離やアイア
ンの精度です。

飛距離が充分に足りているスイングが出来ているかどうか、そし
てベタピン率を上げて運が良い日は10アンダーが何度でも出せ
るような状態です。

普通のコースで6800Y以上のコースでこれだけのスコアが出
せなければプロの試験を受けるのはまだ早いと言う事です。

試合の設定は狭いFWと硬いグリーンですので、正確なティーシ
ョットとしっかりと止められるアイアン、そして2Y刻みで縦距
離を出せるだけの実力を付ける事です。

それにはフルショットだけ練習していてもダメです。
世界のトップスター達は3種類のコントロールショットと2種類
のフルショットを使い分けてベタピン率を上げています。
これでバッグの中には14本ではなく40~50本のクラブを持
っている事になります。

それに曲げ球や高さの調整によって縦距離のコントロールができ
るので、それらの技術を習得しなければプロの資格があっても上
に行くのは困難です。

要はどんな内容のゴルフをしているかです。
ベタピン率を上げたり飛距離を出す技術は習わないと自己流では
ほとんど習得できません。

プロの世界のレベルの違いの方がアマチュアの世界よりも大きい
かも知れません。
それを知らずにプロになるとそのようないばらの道を行く事にな
るのです。

その技術を習わずにトレーニングばかりで精神論しかチョイスが
ない場合にはほとんど期待できませんので、闇雲に効果のない練
習をするのではなく、技術自体を習得する事が先決です。

その技術を教えているのが高橋塾です。
キャリーで300Yを超える打法やアメリカツアーで10~12
アンダーを出す技術を習う事ができます。





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