卓球で日本一になった石川佳純の母親が
TVのドキュメント番組で紹介されていました。
同窓会で昔を語る親友たちが「彼女は秀才型で
高校時代には毎朝走っていた」というのです。
卓球の選手になぜランニングが必要なのか!
娘は天才型で練習嫌い、でも愛ちゃんと同等に戦うだけの実力があり
母親はコーチとして長年付き添ってきました。
ところが、母親はついに娘を突き放す時がきたのです。
人のいないところに打つのが卓球です。
二人を相手に左右に打ち分けをする練習をさせるのですが
若い娘は母親のいうことはなかなか聞かないのです。
練習に身が入らずに、ついに試合中にコーチを降りてくれとまで言い出すのです。
母親の偉いところは、そのまま身を引いて交代してもらい、
決して感情的にはならないことです。
そこで限界を感じた母親は昔世界チャンピョンだった中国人のコーチを雇い
自分は応援団としてつきそうだけになったのです。
母親はインタビューで、「佳純ちゃんに足りないのは何ですか?」という質問に対し
「努力です」と答えていました。
娘は母親には甘えがあって、なかなか指示に従わずにいたのですが
元世界チャンピョンには絶対服従です。
結局同じ打ち分けの練習を徹底的にさせられるのです。
そして、スランプを抜け出すために娘は毎日走るようになったのです。
「自分に勝つ」
母親が高校時代に毎日走っていたのは技や体力ではなく
強い心を養い、自分の甘さに打ち勝つためだったのです。
そしてついに、2013年の日本一になり
コーチと母親は抱き合って泣いて喜んでいました。
そして彼女達はさらに世界一に向かって活躍中です。
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