2014年2月3日月曜日

強い心 自分に打ち勝つ


卓球で日本一になった石川佳純の母親が
TVのドキュメント番組で紹介されていました。

同窓会で昔を語る親友たちが「彼女は秀才型で
高校時代には毎朝走っていた」というのです。
卓球の選手になぜランニングが必要なのか!

娘は天才型で練習嫌い、でも愛ちゃんと同等に戦うだけの実力があり
母親はコーチとして長年付き添ってきました。

ところが、母親はついに娘を突き放す時がきたのです。
人のいないところに打つのが卓球です。
二人を相手に左右に打ち分けをする練習をさせるのですが
若い娘は母親のいうことはなかなか聞かないのです。

練習に身が入らずに、ついに試合中にコーチを降りてくれとまで言い出すのです。
母親の偉いところは、そのまま身を引いて交代してもらい、
決して感情的にはならないことです。

そこで限界を感じた母親は昔世界チャンピョンだった中国人のコーチを雇い
自分は応援団としてつきそうだけになったのです。

母親はインタビューで、「佳純ちゃんに足りないのは何ですか?」という質問に対し
「努力です」と答えていました。

娘は母親には甘えがあって、なかなか指示に従わずにいたのですが
元世界チャンピョンには絶対服従です。
結局同じ打ち分けの練習を徹底的にさせられるのです。

そして、スランプを抜け出すために娘は毎日走るようになったのです。
「自分に勝つ」
母親が高校時代に毎日走っていたのは技や体力ではなく
強い心を養い、自分の甘さに打ち勝つためだったのです。

そしてついに、2013年の日本一になり
コーチと母親は抱き合って泣いて喜んでいました。

そして彼女達はさらに世界一に向かって活躍中です。




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