2014年3月26日水曜日

本番だけ鬼スライス


Question

練習場や本番前の練習ではドライバーうまく当たるのに、 本番では鬼スライス。
スライスを無くそうと意識するとひどいひっかけ。 両者ともにOB
ドライバーのOBを減らすことが今の課題であり、 100切りの壁です。
どうすれば、練習のように打てるのでしょうか?

Answer

練習場とゴルフ場の違いは何だと思いますか?
一番の違いはメンタルによるスイング速度の違いです。
100前後のゴルファーは跳ばそうとして力んでスイング速度が上がります。

スライスはこのスイング速度が上がってリリース速度が上がらないと出ます。
二つの回転のタイミングで球はスライス、ストレート、フックになります。
肩の回転が公転で、クラブの返しが自転です。

この公転と自転の両方の回転のタイミングが合うとストレートになり
クラブリリースが遅くなるとスライスになります。

スイング速度が緊張で上がっても、普通はリリース速度を上げません。
それが一番の原因なのです。
したがって、リリース速度を上げるか、スイング速度を落として振ることで
ゴルフ場でもストレートに打つことが可能になります。

これからの練習は同じ力と同じ速度で打つ練習が必要です。
そして、ゴルフ場でも同じ速度で打つことです。


次に注意されたいのはクラブの特性です。
ウッド系はアイアンに比べてシャフトが柔らかく長いので
しなる分ゆっくりと振る必要があります。
しなりがしっかりと真っ直ぐに戻って来た時点で打たないと
球は真っ直ぐに跳びません。

HSに関わらず、しならないシャフトで打てば、あらゆる速度にも対応できますので
飛距離は腕で出し、方向はシャフトを硬い物を使うと余計な曲がりがなくなります。

柔らかいシャフトのしなりで飛距離を稼いでいるゴルファーは意識改革をすると
次のステージに進むことができます。

飛距離を稼ぐために柔らかいシャフトを使っている初心者は、
飛距離は打ち方で稼ぎ、シャフトのしなりを諦める必要があります。
ほとんどのプロは XX や XXX などの硬いシャフトを使っています。
実はこれらの硬いシャフトが方向性には一番長けているからです。

藤田選手は例外で、わざとフレックスのSを使っていますが、30年もの経験と腕があって
始めて使いこなせるのであって、決して初心者ができるような技ではありません。
柔らかいシャフトを使いこなすには、ゆっくりと振って
毎回、同じ速度でしなりが戻って来た位置で打つしかありません。


また、芯を外してもスライスやフックが出ますので
ミート率を上げるために精度を上げることが一番大切です。
そして短いシャフトを使ってミート率を上げることも一つの方法です。

まずは42~43インチに切ってもらい、それで芯を外さなくなったら
ハーフインチずつ長くしても決して遅くはありません。
(女性は40~42インチ)














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