2019年3月21日木曜日
センスがなくても上達できるでしょうか?
Question
最近ゴルフを始めたアラサー男性です。
ドライバーは8割はスライスし、それなりに真っ直ぐ飛んでも
キャリーで180ヤード程度です。
あまりにもセンスがなくてがっかりしていますが、上達できるのでしょうか?
周囲に比べて下手すぎるので来週からゴルフスクールに通おうと思っていますが、
芽が無いのであればあまりお金をかけるのもなと思っています。
Answer
人によって直ぐに真似してある程度できるようになる人がいるかと思えば、逆に
不器用でなかなか習得できない人がいます。
これは視覚情報の処理能力の差で、お手本を見てすぐに同じ動きが真似できるか
どうかの問題です。
ダンスのように全身でそれぞれの部位が違う動きをして、次々と違う動作が連続
で出て来る場合には、視覚情報をすぐに処理して自分の体で再現すると言う能力
が必要となります。
また、野球のようにどこに来るか分からない球を予想して体が反応して合わせる
といった反射神経などを必要とする競技もあります。
しかし、ゴルフは毎回同じ動きをして、毎回同じ所にある球を打つのですから、
視覚情報処理能力や反射神経などの器用かどうかと言う先天的な能力は不要です。
ゴルフもタイガー打法のような高度な打法は全身をそれぞれに違うタイミングで
動かして打つのですが、一つ一つの動きを教えてもらい、それを定着させて組み
合わせれば誰にでもできるのです。
もちろん、普段の生活にはない動きばかりですので、それぞれの動作自体は慣れ
ないので違和感はありますが、4~5日で自然に動くようになります。
また、毎日60回を21日続ければある程度定着して、潜在脳に保存できると言
われています。
ゴルフのスイングは見ただけでは分からない力の入れ具合やタイミングがあり、
それは分解ドリルなどで一つ一つを覚えて組み合わせる事ができます。
見えない動き、いわゆるどの筋肉にどのくらいの力が入っているかは、動画では
分からないので、そのメカニズムを勉強して習得する必要はあります。
ある程度見える部分だけ真似る事は、視覚情報処理能力の高い人ならできますが、
そうでない人は教えてもらえばできる事です。
毎回同じ事をするのに必要なのはセンスでも才能でもなく練習です。
見える部分だけ簡単に真似てすぐに打てるようになった人よりも、時間を掛けて
も見えない部分までしっかりと組み込んだ打法の方が最終的には飛距離が出ます。
ゴルフは3年は見習いで、一人前になるには10年掛かります。
また、高度な技術は習わないと分からない事が沢山あります。
地道な事をコツコツと、と言うのがゴルフです。
調子が悪くなった時だけレッスンに行く人は、具合が悪くなった時に病院に行く
感覚ですが、ゴルフは学校教育と同じで初級、中級、上級、そして世界レベルの
高度な教育という内容や訓練があり、時間を掛けて積み上げて行くものです。
周りと比べるのではなく、亀でも高い山を登り、途中で諦めずに登頂できれば
良い事ですので、諦めずに頑張ってください。
ラベル:
上達の秘訣
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