2013年8月25日日曜日
バンカーショット (上級者用)
★ 状況の分類(ガードバンカー)
1 砂質
砂は硬さによって6種類に分けます。
パウダー、乾燥塩、湿気塩、ゴマ、米、土
2 距離
打つ距離は6種類に分けます
10Y 20Y 30Y 40Y 50Y それ以上
3 高さ
高さは5種類に分けます
膝、腰、肩、手先、それ以上
4 スピン
2種類に分けます
スピンを掛ける場合、掛けない場合
5 傾斜
4種類に分けます
左足下がり、左足上がり、つま先上がり、つま先下がり
6 目玉ライ
沈みが半分以下、 半分以上
★ 打ち方の分類
1 ストレート打ち
ピッチショットの変形
http://www.youtube.com/watch?v=vilQupFGN5o&feature=youtu.be
2 カット打ち
ロブショットの変形
http://www.youtube.com/watch?v=XkycANqO-LI&feature=youtu.be
3 打ち込みショット
フォローを取らない打ち方
http://www.youtube.com/watch?v=6SeKP5KTrUI&feature=youtu.be
4 コントロールショット
FWバンカーからのショット
http://www.youtube.com/watch?v=8T0Wg9xh3V8&feature=youtu.be
★ バンカーショットはその状況に応じて、打ち方とスタンスを変えます。
砂質はゴルフ場の中のバンカーは同じ質の砂を使用しています。
ただ、硬さや砂質が違うので同じに打っても同じ距離がでません。
1 柔らかい砂ほど手前から入れ、硬い砂ほど球の近くからクラブを入れます。
中間の砂質の硬さの場合は球の5cm手前からヘッドを入れます。
球をかかと前に置いてヘッドはその手前5cmから入る打ち方をします。
これが基準です。
そして、パウダー状の粉のように柔らかい砂の場合にはスタンスをずらし
10cmほど手前からヘッドが入るように打ち、沢山砂を取ると同じ距離がでます。
もともと硬い砂に雨が降った場合などは、1~2cm手前からヘッドを入れないと
弾かれてトップしてしまいます。
この1~2cmから10cm、あるいは15cm手前からヘッドを入れて
まったく同じスイングをしても砂質によっては全く同じ飛距離が出ることになります。
土のバンカーで雨上がりのベアグラウンド状態の場合にはクリーンに打ちます。
また、方向は柔らかい砂ほどフェイス方向に跳び、硬い砂ほどストローク方向に跳びます。
2 飛距離はストロークの深さや強さ、速さで変えることができます。
ただ、目玉以外のショットは同じ力と速度にして、振り幅によって飛距離を変えます。
目安は通常の飛距離の3分の1です。
60ヤードショットを砂の中ですると20Yの距離が出るというのが
大体の目安になります。
ただ、落下地点の傾斜やグリーンの速さによって異なります。
30Yショットまでは振り幅で一定距離を打ちますが、それ以上は今度は
ハーフクリーンに打って飛距離を変えます。
ハーフクリーンとはクリーンショットにちょっとだけ砂が入ったショットで
ドスンという音とカチンという音の両方がする打ち方です。
この場合は3分の2から4分の3の飛距離が出いますので
40Yショットはこのハーフクリーンで50~60Yを打つとほぼピッタリです。
ハーフクリーンの打ち方は全く同じでヘッドを入れる球の手前までの距離を
半分にするだけです。
たとえば、砂質が中間で5cm手前に入れて出す20Yショットは
2,5cm手前に入れて打つと40Y近くまで飛びます。
また、もっと転がしたい場合にはSWの代わりにPWを使うこともできます。
3 高さを変えるのはクラブと打法です。
カット打ちはロブショットの変形ですが、これはいくらでもフェイスを開いて打てば
高さを調整できます。
また、低くて良い場合などはPWや9番を使うこともできます。
膝下まで上がれば良いバンカーの場合はストレート打ちでSWを使いますが
自分の肩の高さやそれ以上高く上げたい場合などはフェイスを開いてカットに打つと
ひらき具合によって変化をつけることができます。
ポットバンカーのように50cm先の肩ほどの高さのアゴがある場合などは
諦めが肝心です。バンカー内で移動するか、逆方向に打って出すだけにします。
4 スピンを掛けて止めたい場合はヘッド速度を上げます。
基本的にスピンを掛ける場合はハーフクリーンのカット打ちです。
ただ、左足下がりやアゴがダウンスイングにひっかっかるような位置で
ピンが遠い場合は、PWなどで球を右に置いてクリーンに打ち、
鋭角に上から落として低くだしてスピンを掛けることも可能ですが熟練が必要です。
5 傾斜
☆ 左足上がり
多少の斜面でしたら左足の下の砂を余計に足でずらしてできるだけ平らに
近いライを作りますが、それでも傾斜が酷い場合には通常の斜面と同じに斜面に対して
垂直に立ちます。
そして球を内側に寄せて斜面に沿ってストレート打ちすると簡単に上がりますが、
斜面の分だけ高く上がりますので距離は短くなります。
☆ 左足下がり
通常の芝で打つ時と同じように斜面に沿って立ち、斜面に沿ってスイングします。
ただ、スタンスはオープンにしてカット打ちで球は左足かかとのままです。
☆ つま先上がり
多少球より遠くに立ち、クラブを短く握ってストレート打ちで出します。
☆ つま先下がり
球に多少ですが近づき、スタンスを広げて腰を落としてカット打ちをします。
☆ 左足上がりでアゴのすぐ近くでフォローが取れない場合
傾斜も激しく、斜面に沿って立てない場合、またアゴのすぐ手前でぶつかる時は
ヘッドを突き刺してその勢いではじき出します。
6 目玉ライ
ちょっとだけ沈んだ場合はPWで通常の打ち方でパワフルに打つと出ます。
ただ、ランが多くなることもあってピン近の場合はピンに近づけることはできません。
深い目玉はバウンスが邪魔になって弾かれないように、バウンスの少ないSWか
PWを使って球の底まで入る打ち方をします。
ヒール側から入れる方法や逆にヒールを立ててトウ側から入れる打ち方もありますが
それぞれにかなりの練習が必要です。
深い分だけ取る砂の量が増えますので、球一個分沈んだ深さに対しては
通常のバンカーの2倍の飛距離を打つようにします。
したがって、あまりにも遠い場合はバンカーセイブは諦めるしかないこともあります。
ラベル:
虎之巻3
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