2013年10月10日木曜日

アイアン・セットとウッド・セット


現在、市販されているゴルフクラブは未調整です。
アイアンはアイアン同士で長さや重さなどが合っており、
ウッドはウッド同士で合わせてはあるのですが、その両者同士は合っていません。

たとえば、シャフトの長さ硬さが良い例です。
アイアンセットはダイナミック・ゴールド(DG)のS200、S300、そしてX100と
相当硬い鉄のシャフトが入っています。

しかし、ウッドセットはカーボンのRやSだけで、Xは特注となります。
したがって、アイアンはとても硬いセットができるのに、ウッドをそれに合わせて
硬い物にしようとしても、どこにも売っていません。

下記のグラフは番手ごとの振動数です。
白い線が実際のセットです。右に行くほど番手が短く
上に行くほどシャフトが硬いというグラフです。

 振動数とは

  クラブのヘッドを付けた状態で、グリップ側を固定し、
  ヘッドを下に弾いたときにヘッドが揺れて上下します。
  その上下運動が1分間に何回あるかが振動数です。

赤い太い線が理想なのですが、実際はウッドになったとたんに
線が急降下して柔らかくなっています。






個人的な希望を言わせていただければ、全てのクラブの振動数を
350にしてもらえたらいいかな~って思っていますが
現実的には大変難しく高価なものになりそうなので
赤い線を一応理想としました。



また、長さもセット同士が合っていません。
番手ごとにハーフインチ長くするのがセットなのですが
アイアンが終わってウッドからは急にシャフトが長くなって
とんでもない調和の取れていないセット同士を使うしかなく
おかしい、ということが分かって初めてフィティングに持っていくようです。

そしてさらにウッドばかりシャフトを長くしてしまったので、あまりにもおかしいので
今度はアイアンまで長くしています。

アイアンは1番アイアンとウッドの7番が同じで
その計算でいくと、ドライバーは42インチです。
その昔は標準が41,5インチや42,5インチの時代もあったそうです。

30年ほど前からドライバーは徐々に長くなりはじめ
最近では46インチとかが平気で売られています。

この4インチ(10cm)はどこで帳尻を合わせるのでしょうか。
スイングに問題が本当がないのでしょうか?


PW    34.5
9      35
8      35.5
7      36
6      36,5
5      37
4      37,5
3      38
2      38,5
1 7W   39
6      39,5
5      40
4      40.5
3      41
2      41、5
DR     42

これがその昔、物理的なスイング理論に基づいて
欧米人の身長の平均に合わせて作られた設定です。


また、ウエイトバランス総重量もセット同士を合わせ、
また、ライ角などはウッドはメチャクチャです。
アイアンの時にはトウ側にコインが1~2枚入るくらい上がっているのが理想とかいい
ウッドは実際にはどうでしょう?飴玉が入るのではないですか?

シャフトを長くして、しかも身長はアメリカ人サイズでライ角を作っていますので
とんでもない角度で作られています。





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