2013年11月10日日曜日
グリップは軽く握れ!
巷では良く、ヒヨコをつぶさない程度に軽くグリップをしろ
と言って軽く握るように推奨しています。
アメリカでもやはり同じように軽く握れということが昔から言われていました。
ところが、あるアメリカのTV局の解説者がその当時有名だったインストラクターに
「じゃあ、どのくらい軽く握るのか私の指を握ってみてください」と言って握らせたら
とんでもない激痛が走るほどきつかったというコメントを聞いたことがありました。
トップの位置で誰かがクラブを引っ張ったら、スッと抜けるぐらいに握れ
と雑誌などにも書いてあるそうですが、はたしてどこまで本当なのでしょうか?
グリップは打法によって違います。
速いモダンスイングではテイクバックと同じ速度でダウンスイングをしますので
ヒヨコが潰れない程度でしたらクラブは飛んでいきます。
リゾートスイングやゆっくりと振る人は、アドレスでは確かにヒヨコですし
テイクバックやトップでも2~3の力で良いとは思いますが
打つ瞬間、あるいはリリース時にはやはり8~10の力で握らなければ
球に負けてしまって飛距離はでません。
モダンスイングはアドレスは緩やかでも良いのですが、テイクバックからは
5~6程度の力で握り、リリース時からインパクトでは8~10で握ぎります。
クラシカルな時代には「しなやかに」と言われたスイングが中期では「ダイナミックに」
そして現代のスイングは「パワフルに」と言われるスイングに進化しています。
それぞれの時代や打法によって、力の入れ具合もフォームも速度もみな違いますので
全てを一緒にしてまとめて簡素化しようとするにはちょっと無理があるようです。
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