Question
ゴルフ歴1年半の20代の男です。
最近ベストスコアが91になったので
これ以上うまくなるために買い替えようと決意した訳です。
ボールも安いロストボールを使用しています。
そこで質問ですが、ボールを良いものに替えること
どうせ買い替えるなら良いものにして
かつ試打をして店員の方に相談しながら自分に合ったものを選ぼうとは思います。
しかし、クラブやボールを替えてもあまり変化がないという意見が大半なのであれば、
もう少しスコアが上がるまで今のクラブで様子を見ようかなとも思っています。
Answer
このようなお話は良く聞きますね。
1年半くらいで、やっとゴルフの難しさが分かり始めた時期です。
この時期にどうするかがとても重要です。
道具を取り替えればスコアが良くなると思っておられる方が
非常に多いのですが、それは大きな勘違いです。
神社仏閣を建てるのに、日曜大工を1年半やってそろそろ腕も上がったので
道具を買い換えよう、と言っているのと同じです。
そう考えると、いかに考え方が浅はかなのかが分かると思います。
弟子入りして、毎日修行を重ね、20年、30年と継続して
初めて一人前になるのがこれらの世界です。
もちろん、道具は最低限必要です。
しかし、その重要性は1%ほどにしかならず、99%は腕だということは
宮大工さんの世界となんら変わりありません。
初心者のゴルファーはとりあえず前に進めば良いという内容です。
ティーショットでOBを出し、ブッシュに入れてロスト、ラフからラフへと
一応前には進むのですが、まともなゴルフではありません。
アイアンでも10Y刻みのクラブが必要がないくらいの内容ですので
どんなクラブを使おうと、あるいはハーフセットでもスコアは変わりません。
中級ゴルファーになると、OBは1~2回、時々林、たまにロストがあって
基本はボギーとパーという内容です。
このくらいになると、10Y刻みのアイアンが必要になるのですが
まず芯を外す事が多いので、ハーフセットでも出来ない事はない内容になります。
そして上級者で70台をコンスタントに出すレベルになったら
今度はパーが基本の内容で、OBはなくなり、林もあって一回程度
バンカーも1~2回、そして基本はパーオンを外して寄せワンという内容になります。
この段階ではカーボンの柔らかいシャフトのアイアンではパーオン率が上がらず
DGを使うようになり、キャビティーでも、ポケットキャビティーでも関係なく
近づけて、寄せてパー、あるいはパーオンしてツーパットのパーが主流になります。
そして、60台で回る段階になった時に初めてバックスピンで止めるために
ハーフキャビティーやMBのクラブやスピン系の球が必要になってきます。
さらに、道具自体の調整が完璧に行われていないと
そのスコアはでない段階になります。
それまではどんなアイアンをつかおうが、どんなボールを使おうが
腕を上げない限りスコアは良くなりません。
ゴルフを始めて1年半で、何を目指せば良いのか迷う時期です。
我流ゴルファーはまずゴルフの難しさを実感するのがこの時期で
方向性や方針を考え始めるのです。
そこで腕を磨くべきと覚った人は個人レッスンを取り、基礎練習からやり直して
修行をするのですが、まだゴルフの難しさが十分に分かっていない人は
安易に特効薬を求め、近道を探し出そうと道具を買い換えるのです。
道具に走り、コレクションをするなら買い直しもありですが
それでスコアが良くなると思うのは大きな間違いだということです。
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