飛距離は後天性？、それとも後天性？

Question

飛距離は後天的な努力で伸びますか？
それとも先天的なものですか？

後天的に伸びた人は方法は何ですか？


Answer

ＴＶのゴルフ中継の解説で、飛距離は先天的だ
と、つい最近生放送で言った人がいました。
こういう人が日本をダメにしているのではないでしょうか。

日本人が３０年も世界から遅れているのは
実はこの飛距離の技術です。
日本もやっとそれを認めて、最近ですが改革が始まっています。

コースは極最近ですが、世界レベルの飛距離（だけですが）
になっており、世界を目指すスクールも開設され、
名実ともに備わった現役選手が会長職につくなど、変化は見えるのですが
飛距離を出す技術はまだ入って来ていません。

女子では韓国のコーチに習っている選手がとてもきれいで
飛距離を出していますので、このような世界レベルのコーチの邪魔を
するようなトンチンカンな解説は控えていただきたいものです。

人間は言い訳をしたらきりがありません。
俺は欧米人の体格ではないから飛ばない・・
と言う人は、これ幸い飛ばさなくて良い理由が見つかったと
喜んで技術を取り入れようとしなくなるのです。

ところが、マキロイは石川遼選手とほとんど変わらない背丈で
なぜ４０Ｙも飛距離が違うのでしょうか？

体格ではないことはマキロイの出現によって最近も証明されたので
その言い分けが使えなくなってしまいました。

そこでその代わりなのか、先天的な才能だと言い出したのです。
ガラ系理論やジャンク理論が横行し、それで商売をしっている人達が
現在は主導権を握っているのが現状で、情報の混乱が激化しています。


飛ばしは７割が技術で３割が筋肉です。
いくら筋肉があっても、その使い方を知らなければ飛距離は出ません。
体をどう使うかは技術です。
知らない、分からない、できないから、先天的だと言えば解説する必要がないので
解説者としては研究する必要もなく、こんな楽なことはありません。

ゴルフは飛距離じゃない、と散々いい続けてきたトッププロも大勢いました。
最近はもう言えなくなっていますが、つい最近まではそう言って
飛距離のなさを正当化しようとしていたのです。

俺は筋肉がないから飛ばない、と言ってしまえば楽です。
技術を磨く必要も練習する必要もないのです。
俺はゴルフは下手なので・・と言えば楽になれます。
でも、それが衰退の一歩なのです。

人にできることは自分にできる、と思っている人しか
ゴルフは上達しません。
練習嫌いな人は、「練習すると下手になる」といいます。
どこまで屁理屈で自分を正当化しようとしているのでしょうか。
もう、こうなると飽きれて物が言えません。

言い分けを探すのはもう止めて、そろそろいい加減
日本も世界の進化に目を向けては如何なものでしょうか。