2016年12月2日金曜日
ヘッドがインサイドから降りません
Question
ヘッドがインサイドから降りません。アドバイスいただけませんか。
不調の原因がアウトサイドインであることに気が付いてはいるものの、
体がいうことを聞きません。
スロー素振りでヘッドをインから(背中側から)入れようとすると、
手首の角度を維持したタメ、みたいな状態にしないと
いけない気がしますが合っていますか?
もう一息というアベ92まで来ているので、
どうにかドロー系の球筋にしてイメージどおりに打てたらと思っています。
Answer
質問者さんの診断である、不調の原因がアウトインであると仮定し
その改善法をお話したいと思います。
チェックするのは2ヶ所です。一つ目は縦と横のバランスです。
肩が先に開いて手が下りて来るとアウトインになります。
これはタイミング調整が必要です。
手の軌道のインアウトを意識して振るのも一つの方法なのですが
それで肩を先に開いてしまうと、フトコロの三角形がつぶれて
腕が余るという現象になって、トップしたりシャンクしたりするのです。
しかし、インアウトを意識して、肩の開きが遅くなって治る人もいますので
一度これで試してみて治るのであればそれで良いかと思います。
それで治らない場合は背面打ちです。
後ろを向いたまま肩をほとんど開かずに手だけ落として打つ方法です。
素振りで十分です。
この素振りを何度かやると、体が開かない癖がつきますので
その直後に打つと、数発はストレートやドローが出るかと思います。
ただ、背面打ちはすぐに消えて、またアウトインになりますので
背面打ちの定着練習、反復運動をしっかりと行ってください。
この微妙な調整はご自身でその違いが分からなければなりません。
ストレート球が出たときのタイミングを覚えておく必要があります。
完璧に後ろを向いたまま打っているような感覚になると
肩の開きがスクエアになります。
二つ目はヘッドだけがアウトインになるケースです。
手の軌道はスクエアなのですが、ヘッドの軌道がアウトインになる
という奇妙な動きをすることがあるのです。
ヘッドがちょっとでも軌道から外れると球筋が変わります。
飛球線上後方から見た場合、9時の地点と3時の地点が
同じ位置に来ていれば、手の軌道はスクエアです。
ところが、スロー画像で見てヘッドが左右対称の軌道を走っていなければ
球は真っ直ぐには飛びません。
この微妙な調整はダウンスイング時の手首や左腕で調整します。
左腕のローテーションを早くすると、アウトインになりがちですので
ヘッドはできるだけ後ろから回して来る動きで、ぎりぎりまでリリース
をしない打ち方にすると治ることがあります。
そして、左手首が甲側に曲がっていると、ヘッドは縦軌道になって
トップの位置が前になって、アウトになり易い事もあるのです。
ヘッドを意識してヘッドだけインサイドアウトに振るとか
ヘッドを垂直に落として腰の辺りから前に移動させるなど
人によって意識する事やイメージは違っていても、
実際にストレート球がでる動きが出来れば正解です。
この球筋調整は打球を診れば一目瞭然です。
真っ直ぐに出るストレート球が打てるフォームを
打球を見て判断し、調整できるようにしましょう。
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