2016年12月9日金曜日

信じられないベタピン


Question

「アイアンの飛距離調整はどのように練習を続ければ良いでしょうか?」
活躍しているプロはペタピンでグリーンに乗せてくると思います。
いろんな要素があり、無理に近い状態でも寄せてくる人達はなんなんでしょう?

遠くてカップも見えない場所から、常にカップ側に球を落とすなんてあり得なくない。
「人間GPS+ロボットショット+物理博士=天才」じゃないですか!
いったい何が違うんでしょう・・・。


Answer

やっとゴルフの難しさが見えて来られたようですね。
あり得ないと思った時点で、相当上達されているのだと思います。

グリーンに近づければ何とかなる・・といった
いつかは止まるだろうゴルフをしている年配の方々とは違い
しっかりとグリーンヒットさせて、ベタピンでバーディーを取るプロ達が
遥か彼方の天才だと思えるのは、それなりのレベルになったからです。

シングルとスクラッチの差がここにあります。
ハイシングルの内容は寄せワンのパーがどれだけ取れるかの
おじ様ゴルフです。

反面、スクラッチはプロと同じでグリーンヒットで
いくつバーディーを取れるかという世界の内容なのです。

パターさえ入ればバーディーが量産できるのに!
とパターをいくら練習しても、その壁は越えられません。

では、どうやってバーディー山に登るかです。
それはいかにベタピンにつけられるかです。
いくらパターが下手でも、50cmにつければ入ります。

それを3~4m先から入らない入らないと愚痴っている人が
少なくありません。
50cmにつけるか、4mにつけるかはアイアンの精度です。
特にショートアイアンは50cmにつけられるクラブです。

この精度を上げることがこの壁を乗り越える必須条件です。
このピンからの距離で1打違うからです。
毎ホールだったら18打も違うのです。

タイガーウッズが全盛期だった頃にはこの18打差で優勝
とういゴルフをしていました。
まさに、このアイアンの精度だったのですが、一人だけ飛距離が
320Yほどあったので、二打目のアイアンが4~5本分違っていました。

したがって、バーディーの量産はアイアンの精度とDRの飛距離です。
この二つがクリアされないと、可能性はほとんどありません。
特に飛距離が長くなるほどそういえるかと思います。

アイアンの精度は技術です。
まずコントロールショットが上手いかどうかです。
フルショットを柔らかく、力だけ抜いて打っている人は限界があります。

ショットは寄せの打ち方、飛距離を出すフルショット
そして、その真ん中のコントロールショットと大きく分けて3種類あります。

この真ん中を寄せ系にするか、フルショット系にするかで差がでます。
コントロールショットは距離を抑えた打ち方です。
飛距離を出す必要がない場面では、思い切り振ってミスをするより
軽く振ってより正確に打てば良いのです。

したがってコントロールショットはミクシーでも紹介している
シンプルショットが最適だと考えます。
このショットは超初心者が最初に行うショットとして紹介していますが
実はこの打ち方は一番シンプルで、しかも一番正確な打ち方なのです。

このショットはチップショットやピッチショットをただ大きくしただけですので
よりピンポイントに落とすことが可能なのです。

ウエッジから8番アイアンまではこの打ち方でハーフショットし、
フルショットが8割の力だとしたら、6割の力に落とした打ち方と言えるでしょう。

通常のビジネスコースではこのソフトな打ち方でも球は止まります。
落ちた場所に止まりますので、ベタピンが十分に狙える可能性があるのです。

練習場ではヤーテージの看板をぶつける練習をして精度を上げ
実践でも慣れることでパー5の三打目からベタピンの練習をしましょう。



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