2017年1月11日水曜日

3ヶ月後の大会に出るために


Question

私はゴルフ部で強豪である高校に通っています
部員も60人近くいて大会も5~6人程度(団体戦のため)しか出れません
おまけにアベレージがスコア81~83なので到底入れません(私はベストで95です)
しかし、そんな中で次の個人戦で私を起用する方針で監督が発言しました
今のままでは学校の恥晒しをしてしまうスコアですので上手くなりたいです
どのような練習、鍛え方をすれば良いのでしょうか
大会は3ヶ月後です


Answer

ベストが95ということは、恐らくOBが1ゲームに2回、林とブッシュで
トラブルショットが半分くらいということでしょうか?

この段階ではまず一番の改善はショットの安定です。
ナイスショットがゲーム中に1~2回程度なのだと思いますが
その数を増やすことが先決です。

では、どうやって増やすかです。
これはどんな打法でも定着度が低ければスコアはまとまりません。

あと3ヶ月しかないので改造ではなく、
今回は応急処置を考えると良いでしょう。
特にアライメントで、アドレスの形で調整することも考えます。
当たりが薄い場合には右肩を出し、厚い場合には引くなどの応急処置です。
曲がり球なども修正せず、そのまま何とか使える球にします。

芯は外していても、とにかくFWに落とすことだけ考えて
置きにいったり、当てに行くだけで良いと考えてください。
60~80%の球を100%出す練習です。
100%のナイスショットを100%出そうとすると失敗します。
飛距離ではなく方向出しを優先します。


乗らず、寄らずの2パットでも90は出ます。
これを今は目指し、失敗して100以上叩いている状態ですので
これをパーオンツーパット、寄せワンのパーに替える必要があります。
とにかくグリーンに近づけることだけを考えます。

それには、まずショットの安定練習です。
ショットが定着していないのでOBや林になりますので
必要以上にDRは使わないことです。
OBを出さないように大きく揺ったりと振ります。
短いホールはアイアンでティーショットします。

OBが4回も5回も出る人は、最初からDRを使わず
3Wや5Wでティーショットすることもありです。
どうしても100が切れなかった人が一切DRを使わなかっただけで
89で回ったという話もあります。

短いホールや狭いホールは最初からボギー狙いでも良いのです。
とにかく曲げないことです。
また、パー5は3オンを最初から狙って刻む勇気も必要です。
そして、曲げたらすぐにFWに短くて良いので戻すことだけ考えます。
そのホールはボギーオンで良いのです。
運良くピンに近ければパーの可能性もあります。
決して無理して酷い傾斜から、あるいは林の中からグリーンを直接
狙ってフルショットで打ったりしないことです。

とにかくDRは毎日の練習でも、6~8割の力で決して飛ばそうとしないことです。
8割の力でリズム、テンポを同じにして、毎回同じ振り方をすることです。
毎日60回、同じ動きができれば、3週間で潜在脳に保存できます。

ただ、毎回違う事をしていると3週間では固まりません。
同じ球の位置、同じ前傾角度、同じスタンス、同じ球との距離
そして同じトップの形とインパクトの形、さらに同じ角度で振る
という再現性を高め、精度を上げる練習をする必要があります。

また、ショートゲームのフィーリングをつかむ必要があります。
これはラウンドの数です。
パターのフィーリングも数をこなすことです。
毎日でもコースで寄せとパターの練習です。
距離感などはなんども成功例がないと安定しません。

スコアは定着度です。いかに同じことを再現するかです。
どこまで定着しているかでほぼスコアが決まります。
そして、いかにミスを少なくするかは自信です。
練習量がものをいいます。

打法に大きな問題がなければ、あとは再現性です。
ズレやブレを修正しながら、毎日ゼロから始める積もりで
同じことをするという地道な戦いになります。

大会まで毎日500球ほど打てば、早く安定するかと思います。
また、崩れたらその日は練習を止めて、悪化させないことです。
一晩寝れば治っていることが多いからです。

そして、課題は大会が終わってから改造し
そちらを今度は定着させる練習をされると良いと思います。

今はとにかくスイングをいじらない、変えない、触らないで
一時的な定着を狙って猛練習ですね。
そして、ショートゲームの練習もかなり行い、フィーリングをつかむために
大会前は毎日でもコースに出て、コース慣れ、芝慣れすることです。


また、アイアンの流れでUTやウッド、DRの長さを揃えるとスコアが良くなります。
大体DRは42インチ程度になるはずです。
硬いシャフト(Xの85g以上)で曲がらないようにすることも大切です。
球はスピン系の止まりやすい物を使います。

とにかくナイスショットが出たら、それを覚えておくことです。
その感覚を忘れずに引き出しとして保存し、それを思い出してから打つことです。
一打ずつ大切に、そして真剣に集中して練習してください。



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