2017年10月10日火曜日

教本が納得いきません


Question

ゴルフ初心者です。
パターについて質問です。
次のように教えたり教本に書いていたりしますが納得いきません。
本当ですか?

・パターを振り子のように使う。
・距離感はパターのふり幅で出す。
・腕でできた三角形を崩さない。


Answer

なぜ納得がいかないのでしょうか?
これはパターの基本で教科書通りです。

初心者は何が正しいのか分からないかも知れません。ただ、
何かを信じて行わないと先に進みません。
先人のノウハウや知恵はとても大切です。

しかし、何かを信じて行動するかが一番重要な事になります。
それによって雲泥の差が出るからです。
何の経験もないご自身の直感だけでやりますか? それとも
数百年の間の経験の凝縮を信じますか?

仰っている気持ちは分からないでもありません。
確かにいい加減な指導が多過ぎて、95%はデタラメだからです。

では、何を信じてよいのかの判断基準をお話しましょう。

ゴルフは物理です。
まずはメカニズムを習得する必要があり、それはロジカルであり
理にかなった原理でなければなりません。

たとえば、振り子のように振れ、とあったとします。
プロのパティングを見て、振り子に見えませんか?
同じ速度と同じ力で振り子のように揺れている途中に球があれば
ほぼ一定の距離で打つことが可能です。

これを手首でカチンと叩きに行ったら、バラツキがあって
一定の距離を連続で打つことが難しくなります。
この両方を試してみればすぐに分かるはずです。

また、距離は振り幅で決めるという指導も
何が間違っているのでしょうか?
目標を見て、そこまでの距離を打つときに
目から手にその感覚が伝達されて、手はその幅を調整します。

これを同じ幅で力加減で距離を調整したとしたら
これも目では見えない調整のしかたなので、良く分からなくなります。

パターは同じ速度と同じ力で、飛距離を変えるのは振り幅です。
これが一番シンプルでミスの少ない打ち方ですので
これを身に付ければ、カップを見ただけでそこまでの距離を
手が勝手に振り幅を変えて調整してくれるようになります。

この3つはどれも理屈に合っており合理的で
物理の原理には決して反しておらず、誰がやっても同じ結果が得られるので
したがってこれが教科書となったのです。

ゴルフの原則はできるだけ不要な動きをしない事です。
無駄に複雑にせず、できるだけシンプルにするというのがコンセプトです。
もちろん、飛距離を出さなければならないフルショットは
全身を駆使して打たないと現在の世界レベルの飛距離は出ませんので
動きはとても複雑で難易度は今までにない高さです。

しかし、パティングは飛距離は不要ですので、肩だけの動きで打つ
とい事は懐の三角形は崩さずにそのまま肩だけ動かせば良いのです。

色々なジャンク理論が横行していますが、それらが本当に原理に外れる事なく
コンセプト通りであるかどうかで判断してください。







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