2018年1月23日火曜日

上達するという定義とは?


Question

ゴルフが上達するという定義を懇切丁寧に教えて下さい。
なんで下手と言えるのですか?
どこから上級者と言えるのですか?
その違いの定義を教えて下さい。


Answer

上手い下手の定義はありませんが、比較する事はできます。
その方法とは公式HCです。
また、プロは4日間の合計スコアで勝者を決め、
ポイント制で順位を決めます。

したがってアマチュアの場合はHCが20だった人が、
19になれば上達した事になります。
上級とは恐らく一般的には一桁以下のHCの方を言うのかと思います。


ゴルフは全てスコアなのですが、何もせずに
偶然良いスコアが出るのを待っている人がいます。

具体的な練習もせず、ラウンドさえしていれば上達すると思い
練習場に行かずにコースにしか行かないのです。
それでは上達しません。

コースは課題を見つける所で上達は練習場だと
名言を残した先人がいました。

そしてその練習場で何をするかです。
それを恐らく質問されているのかと思います。
だとすると、その答えは具体的にスコアを縮める技術を
出来る限り身に着けることです。

まず最初に必要な事はショットの安定です。
フォームを覚え、効率の良いスイングを身につけ、調整を繰り返し
定着練習、方向調整、精度を高め完成度を上げる事です。

ほとんどの人はやたらとコースで数を数えたがります。
コースに行って数を数えると上達すると思っているのでしょうか?
それでは検査ばかりして治療しないのと同じです。

トッププロでも良い時と悪い時には20打も違います。
ましてアマチュアは40打くらい違っていてもおかしくありません。
そしていくら数を数えても上達はしないのです。

スコアが良くならないのは、まず技術的な事と
メンタル的な原因があります。

メンタル的な問題とは恐怖心や迷いながら打つなど、
自信がない事で体が普段通りに動かなくなる事が原因です。

これはどうすれば自信がつくのか、あるいはどうすれば
メンタルが強くなるのかというプロセスやコントロールの仕方を
覚える必要があります。

また、技術的な原因としては、まず動作が定着していない、また
余計な動きや使う筋肉が違うなどの技術的な問題があります。

ゴルフは再現性です。
どんなへっぴり腰でも、30年も練習すると
同じ事ができるようになります。

しかし、飛距離はでないし癖球で難しいコースでは
ボロボロになる事があります。

無駄な動きがない、バランスが良く、効率が良い打ち方を固める事
これが上達の秘訣です。
また、いくら固まっていても飛距離がなければ、
プロのようなスコアは出ませんし、長いコースになれば
パーオンすらできなくなります。

また、いくら綺麗で素晴らしいスイングをしていても、
定着していなければスコアは良くならないのです。

どんな打法でもミスは起こります。
ただ、その動きやセットアップが教科書通りであれば
最短で上達し、ミスは最小限に抑えられるのです。

動きをころころ変える人、軸がブレたり、体が緩んでいる人は
再現性が低く、ミスが多くスコアも良くなりません。

90台以上の方はDRのFWヒット率が上がるだけでも
スコアは良くなります。
また、70台を出すにはアイアンの精度を上げて
パーオン率を上げる事です。

そして大切なのは寄せです。これらの技術の上に
いわゆる寄せワンが上手くなるとパーで回る事ができます。
そして、パティングが上手くなる事やコースマネージメントによっても
また、ゴルフ IQ が上がるとさらにスコアが良くなります。

このように具体的に技術を磨き、それが出来た時には
上達した実感があります。
何も数字を見るまで実感がないわけではありません。
出来なかった事が出来るようになっただけでも大きな喜びです。

それぞれの技術を磨き、上達している実感を味わいながら
それを楽しむ事ができ、自身の成長を糧として練習してください。





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