2018年2月10日土曜日

鉛の貼り方を教えてください


Question

シャフトを短くしてヘッドに鉛を・・とおっしゃってたと思うのですが、
鉛を貼るとしたらどんな貼り方(ヘッドのどこに貼るのか)を教えてください。

ドライバーとフェアウェイウッドに貼りたいんですが、
ブログを拝見していたら他のサイトで見たことが信用できなくて(笑)


Answer

ドライバーのヘッドはその昔はパーシモンという柿の木で、しかも
中心に鉛を入れて重くしていました。

そしてメタルウッドになってからは空洞となって、
ヘッドの重心は自在に動かす事ができるようになったのです。

ヘッドはどこに重心があるかで球質が多少変わります。
まず、重心深度ですが、フェイス側に重心があると、これはアイアンに
近い事になり、深いほどウッドのメリットが発揮されます。

ウッドのメリットとはヘッドのお尻が重いほど
たわみが少なくなるものですが、これはシャフトの柔らかさや
トルクにも大きく影響されます。
軽く捻じれ易いシャフトはよりたわみが大きく、
高さが安定しなかったり方向にばらつきが出易くなります。

また、ヘッドの上(クラウン側)と底の重心バランスは
バックスピン量が変わります。
上が重いほどバックスピン量は減ります。

これは計測して調整する事が可能ですが、打ち方や当たり具合で
1000~1500回転くらいは差が出ますので、
フォームが安定してからの調整となります。

また、左右の位置です。
フェイス側から見た場合、スイートスポットの位置です。
最近のDRは必ずフェイスの中心にあるとは限りません。

これはソケット側に重心を持って来るとクラブ自体のローテーションが
速まってスライスが出難いために、試打をすると
自分に合っていると言って買う人がいるからです。

したがって、ヘッドの底に錘が移動できる物があるのですが、
一番外側にしてはじめて重心が中央に来るように設計されている
物が多いようです。

アイアンは真っ直ぐに打てるのですが、どうしてもDRは微妙に左に出る
という人は、逆に錘を外側にしてローテーションを遅らせる
という調整は可能ですが、スイングを作っている最中の方は、基本的には
重心は中央にして練習すると良いでしょう。

これはシールを貼って、ヒール側に当たった球が一番飛んでいる
あるいはミート率が一番高いなどの現象が現れた場合は
スイートスポットがヒール側にあるということです。
この場合はトウ側に余計に鉛を貼って中心に戻します。

したがって、重心が中央にあるヘッドの場合には、
下の写真の矢印の場所に鉛を張ると良いかと思います。
これによって上下に対してはほぼ真ん中、そして左右に対しても真ん中
となって、しかもお尻側を重くすることでたわみも少なくなります。

テイラーメイドのM3は錘の位置がこの矢印の位置に
分散できるように設計してあるようです。
これが本来のウッドとしてのメリットが最高に
発揮される位置かと思われます。




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