2018年2月25日日曜日

練習途中からスライスが出るのですが


Question

練習場で120球あたりから球がスライスします。
考えられる原因は何でしょう?

持ち球はストレートボールです。
技術的にはドローやフェードは打ち分けられません。
アベレージで90チョットです。
友人は芯に当たってないんじゃない?
ヒールに当たってるんじゃんない?と言いますが、、、、。
どんな事でもアドバイスください。


Answer

まず芯に当たっているかどうかを調べる必要があります。
硬いシャフトのアイアンだと打感でどこに当たったか分かるのですが
DRや柔らかいシャフトのウッド類ですと衝撃が吸収されてしまい
判り辛いのでシールを貼って調べます。

ヒール側に当たると途中から右にふけるような球筋で
真っ直ぐに出るフェイド球があります。

また、トウ側に当たり、その瞬間にフェイスが開いてスライス
になる場合はシャフトのトルクが高過ぎる可能性があります。
これはシャフトが捻じれるのでヘッドのたわみが大きくなり
球を擦ってスライスになる原理です。

ただ、芯に当たっていてスライスが出る場合には
体が温まって来て、また球に慣れてきて力が入ったり
スイング速度が速くなってタイミングがズレる事もあります。

90チョットの方はまだリズムやテンポが安定しておらず
その日の体調や雰囲気によって早くなったり遅くなったり
また切り返しが小さくなったり、急ぎ打ちしたりの
不安定なスイングをされているかと思います。
このレベルの方達の主な原因はこれです。

たまに体が温まると大振りをして、ダウンスイングでヘッドが遠回りして
振り遅れが始まると言う人もたまにいますが、そう多くはありません。

中心に当たっているのにヘナチョコ球が出ることがあります。
むしろヒール側に当たった時の方がナイスショットの場合は
そのクラブのヘッドの芯の位置がヒール側になっているのです。
芯は必ずしもフェイスの中心ではありません。

重心を調整できるクラブは錘を一番トウ側に移動させて重心を
フェイスの中心に戻します。

これはシャフトを長くした弊害で、普通に打つとローテーションが
遅れるので、重心をソケット側にして速く回転するようにしているのです。

本来、ローテーションはクラブが勝手に行いますが、
左腕のローテーションによってそれをサポートします。

ストロングで握っている人はその度合いが少なく自然のローテーション
では左に引っ掛けるので左腕のローテーションでアイアンを調整すると
DRでスライス、DRに合わせて調整するとアイアンで引っ掛け
というチグハグスイングになってしまいます。

調整できないヘッドは直せないので、シャフトを短くして
ウエイトバランスを軽くしてからトウ側に鉛を張りましょう。
これで恐らく重心がフェイスの中心に戻ると思います。

ヒールトップしている場合にはヘッドが浮いていますので縦を強くします。
背面打ちや引き落とし、またトップの位置で左肩を下げるなどで
縦を強くすると治ります。

これに対し、捻転戻し、腰の開き、蹴りなどは横の速度を上げますので
症状に応じて縦横のバランスを調整する必要があります。




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