2018年3月10日土曜日

継続する事が苦手なタイプですが・・


Question

私はゴルフに限らず、周りに流されたり、興味が薄れたりで
継続する事が苦手です。

一時的にはかなり燃えるのですが、長く続かず
温度が下がってしまうのですが、またしばらくすると熱が上がり
また練習を始めるという繰り返しです。

なんとか継続してピークを保てないものでしょうか?


Answer

2割8割の原理という法則があります。
アメリカでは「親指のルール」と言うのですが、たとえば
8割の売り上げは2割の製品から来ると言うものです。

また、蟻が卵を運んでいる行列があるのですが、2割の蟻しか
実際には運んでおらず、あとの8割は一緒に並んで歩いているだけ
という現象もあります。

そこでこの卵を運んでいる2割の蟻を取ってしまうと、8割だった蟻
の中からまた2割の蟻が卵を運び出すというのです。

これは人間でも同じで、5人に一人はリーダー格で自主的に
みんなのお手本になるような行動をし、残りの人達はなんとなく
したがっているというのです。

しかも、このリーダー格の中でも自己啓発をしながら継続できるのは
50人に一人とも言われており、そのほかの人達は何かの啓発がないと
なかなか続かないのが現実だという説です。

確かに誰に誘われなくても、またご褒美や達成感などの報酬がないのに
継続して物事を一人で継続できる人は本当に少ないものです。

これはもともとの性格だと諦めてしまう人も多いのですが、
その50人に一人の人の考え方や行動を真似ることで、ある程度は
持続することも分かっています。

もちろん、どんな人でもピークを20年も保てる人はいないと思います。
辞めるほどではなくても多少のアップダウンはあるのです。

継続に必要な条件はいくつかあるのですが、まずは目的などの
モーティベーションです。
なぜそれをするのか、という理由がしっかりとしている事です。

幼少期には遊びが全てです。
お兄ちゃんやお姉ちゃんと遊んでもらいたい、という願望は誰にでもあり
「お前はまだ小さいから無理だ」と言われながら育つと、一生懸命に
頑張って一緒に遊んでもらおうと必死に頑張ります。

この目的を達成するというプロセスはこのような障害によって育つのです。
ところが何でも手に入り、好きなことができ、欲しいものが手に入ると
ハングリー精神が育たないと言われています。

これは社会に出てからも同じです。
不満を抱えている人ほど良く頑張ったり、不正社会に燃えるのも
やはりこの不満があるからです。

何かをやりたい、と思うのは誰にでもあることです。
ただ、それがすぐにいつでもできるとなると、
やはりあまり燃えないのかも知れません。

また、グループや組織に身を置くとそれが啓発になる事があります。
ゴルフスクールなどの団体で定期的に顔を合わせる人がいると
学校には勉強に行くのではなく友達に会いに行くという
違う目的も出て来るのです。
誰でも学校は継続していたのですから、同じ年月は継続できるはずです。

そして、なんらかの見返りが必要です。
それは快感であったり、達成感だったり、自己満足でも何でも
喜びという感情です。

真芯に当たる快感はゴルフをされている方なら
誰でも味わっていると思います。
ところが、それが当たらなくなると不快に感じます。
これで辞める人がいるのです。

これは練習方法や内容、修正やメカニズムなど、正しい方法や効率の良い
練習によって解決する事ができます。
我流で迷っていたり模索していると崩れたり出来上がらずに
不快な思いを積もらせてしまうものです。

そして、自分の欲望はなかなか持続しないこともありますが、
責任という他人との関係を利用する事も継続には必要です。

疲れていたり、なかなか腰が上がらない時でも、
一緒に練習する人がいたり、教えるなどの立場を作るなどで
責任を感じるようになると多少無理してでもやるようになります。

クラブに所属したり、サークルに所属したりで、定期的なコンペなどの
あるゴルフ生活は大変良い啓発になります。

チームで行う競技ですと、はやり仲間意識ができて責任感を感じ
自分だけ休む分けには行かなくなりますが、ゴルフは個人競技です。
この感情は大学の部活やトッププロのチームを組んだ場合
などにはありますが、通常はありません。

また、応援してくれる家族やファンがいると責任感も芽生え
心を開いて話ができる仲間の存在はかなり大きな物があります。

これらの方法によって自己啓発する事が可能です。
自分をどうすれば一番継続できるのかなどは個人によって違います。
何か持続できた事を思い出してみてください。
何が理由で続ける事が出来たのでしょうか?

また、同じゴルフでも目的をひとつにせず、たとえば健康のため、
あるいは社交のため、コンペの幹事役の責任など、
複数の目的を作っておくとこれも良い啓発になります。

ただ漠然と楽しいからとか、やりたいからと言って目的や目標もなく
行っていると、感情は浮き沈みがありますので、やりたくないと
思った時には自然消滅してしまいます。

継続してラウンドに出ていると取り付かれたように頑張る人でも
半年も仕事が忙しくてやっていないと熱が冷める事もあります。

継続して頑張っている人は何が違うかです。
一番の違いは喜びを自分の成長に求め、その達成感がある人です。
できなかった技ができるようになった、スコアが良くなったなど
自分の過去と比べて少しでも成長する事に最大の喜びを感じる人は
やる気を維持する事が楽になります。

継続は力なりです。
自分で自分を啓発する、あるいは啓発になる環境を作るなど
維持するための努力が必要なのではないでしょうか。





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