2018年8月20日月曜日

ライ角調整を勧められたんですが


Question

ゴルフ用品店で試打した時にヒールがインパクトで
少し浮くのでライ角調整を勧められたんですが
スイングなんていい時悪い時あるので不安です

ライ角変えるのとヒールが浮かないように技術を
磨くのとどっちがいいのでしょうか?


Answer

クラブは体に合わせて調整し、クラブに合わせて振れと
言うのが定番です。

体に合わせてフィティングをする事はとても大切です。
合わないクラブだと変な癖がつきます。

ライ角は人によって違います。
ライ角とはクラブのライ角と、実際に振った時のライ角があります。
この両者を同じ角度にする事がフィティングです。

この角度は身長や手の長さ、そして打ち方で変わります。
身長が高く手が短い人は打つ時の手の位置が高くなりますので
当然ライ角は立ちます。

また、背が低い人で手が長いと手の位置は低くなり、ライ角は
鋭角になるために、同じクラブを使う事ができません。
また、打法によってもインパクトの手の高さが変わります。

これはPINGというクラブメーカーがカラーチャートを作って
大体の目安を決めています。

この基準は手首の高さと身長によって、5種類に分けてライ角と
シャフトの長さを決めたものです。

150cmの人と190cmの人がそれぞれに合った調整をするには
ライ角だけでは作れないためにシャフトの長さも変えるのです。

ただ、長尺ブームになって今までにこのチャートが4回も変更になり
今までの分け方は何だったのか、と思うのですが、これすらなく
ただアバウトにライ角をの違ったクラブを振っているよりはまし
だと言う事です。

クラブはもともと北欧の白人用に作られており、190cmもある
人用に作られているのですが、日本仕様として多少は短いクラブ
にはなっていても、必ずしも体に合っているとは限りません。

新しいクラブを購入する際にはライ角も合わせてもらってから
購入したり、中古クラブだったら購入してすぐに工房に持ち込んで
実際のライ角にクラブのライ角を合わせてもらいます。

ヒールが浮く場合には球は右に出る傾向があります。
そして、浮かないように打つには程度問題ですが、アームシャフト角
を伸ばさずに打つインサイドイン打法しか合いませんので、
まずはご自身が一番楽に打てる角度を測ってもらって、その角度に
クラブを合わせてもらい、今度はその角度で定着させると言うのが
体に合わせて調整し、クラブに合わせて打つと言う事なのです。

また、どんな打法にするのかも大切でインサイドイン打法でアドレス
の再現でしたら、アドレス時のライ角にすれば良いし、ハンドアップ
で打つ打法ならその形の時に合ったライ角に調整すると良いでしょう。

イニシャルフィティングは大切です。
ライ角だけではなく、ロフト角も違っている事がありますので
まずは最初に調整してもらい、次は70台をキープする段階に
なってからもう一度正確に調整してもらいましょう。




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