2018年8月21日火曜日

体が引っ張られて前に出る


Question

フォロースルーからフィニッシュにかけて、
飛球線後方から見ると、体がクラブ(腕)に引っ張りだされて、
前に出てしまいます。
右肩と顔が左足より前にある状態です。

左足一本でフィニッシュ自体は立っています。
かかとに体重がのって立っています。

見てて、危く見えます。
考えすぎなのでしょうか??

スライスがちょくちょく出てしまう原因にも
関係しているものなのでしょうか


Answer

スイングを診ていないので全て想像でしか言えないのですが、
フィニッシュで左足一本で立っていて、なおかつ前によろけない
のでしたら問題はないと思います。

ただ、アマチュアに良くあるのは腰が前打席方向に出て前傾が
立ってしまう事です。

その昔に立ちながら打っているような打法もあったのですが、
定着期間が長く再現性が落ちる事で、起き上がらずにその分だけ
腰を後ろの打席方向に突き出す、あるいは左腰を開くと
起き上がれなくなります。

それをスムーズに行うには重心をスタンスの時点で土踏まずに
しておき、切り返しではカカトに移動すると腰を引き易くなります。

スライスはそれが原因だとすると考えられる事は
前傾が上がると同時に胸が上を向く事です。

また、体重移動が後ろに行かずに左に行き過ぎてもフェイスが
開く事がありますので、その影響でスライスの可能性はありますが、
これらは滑り球と言われている真っ直ぐに出て途中からフェイドに
なってラフに入る程度のズレで、OBになるような大きなスライス
でしたら、また他にも原因があるかと思います。

応急処置としてはグリップをストロングにするとか、ゆっくり振る
などがありますが、根本を治すのでしたら基礎がまず出来ている
かどうか、基本動作がしっかりと定着しているかどうか、そして
余計な動きや癖がないかどうか、軸や軌道がブレたり動作がズレ
ていないかどうかなどをチェックする必要があります。

ご自身が見ていて危ないと仰るのですが、その自己診断にも大きな
問題があり、正しく診断できる人は極僅かです。
これはトッププロでも診て分からない人がほとんどですので、診断
に関しては特殊なスキルだと言う事です。

名選手名監督にあらずと言われるように、自分がいくら上手くても
人のスイングを診て分かる人は特殊だと言う事です。

そして、その診断ができたとしてもそれを修正するのに、どこの
動きをどう治すのが、またどの筋肉を使ってどの方向にどの
タイミングで力を入れるのか、間違った動きを矯正するには、どう
したら良いのかを知らなければ改善ができません。

これはレッスンプロでもほとんどの人が出来ずに、ダメだしをする
だけで自分で勝手に治せと言うだけで指導ができません。

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