2018年11月25日日曜日

コックとリストターンの違いについて


Question

もっとリストを使って振らないとそれ以上飛ばないですよと指摘され
最近、コックとリストターンの勉強をしているのですが、
コックは左手の親指でクラブを押す(フックグリップの場合)直線的な動き。
リストターンは両手首を反時計回りに回転するような回転方向の動き。

以上の認識は正しいでしょうか?
また、2つの手首の動きをうまく連動させることはとても難しいですが、
打ち方のコツみたいなものはあるでしょうか?


Answer

はい、その認識で間違っていません。
これらの動作をリリースと言います。

コックした手首をアンコックする、すなわちリリースする(解放)事が一つと
左の腕を骨を軸として時計回りに回転させるローテーションがもう一つの
リリースです。

これはゴルフスイングではごく普通に行われている事ですが、その度合い
はそれぞれ人によって違います。

コックは通常腕とシャフトが90度になるくらいにしていますが、人体構造
的に90度にならない人もいますし、100度ほど曲がる人もいます。
したがって、何度にしてもマックスまで曲げる事でより安定します。

コックで大切なのは甲側に曲げない事です。
その昔は確かに曲げていましたし、現在でもドラコン打法は曲げます。
では、なぜ世界のトップ選手達が曲げなくなったかと言うと方向性です。

この細かい筋肉を使った繊細な動きはブレが大きいためにタイガー出現
頃から徐々に減って、現在ではほとんど見なくなりました。
私が知る限りでは数年前にアーニーエルスが改造して左手首を平側に
折らなくなって以来見かけていません。

そして、ローテーションはシャットで上げてあまり返さないと言う打法が
同じ時期頃から流行り出し、現在もそれが主流となりました。
やはり方向性を重視する意味から、飛距離は体の大きな筋肉で出すと
いう方向に変わって来たのです。

この二つを同時に行うのですが、どちらも練習しだいです。
特にコツとか特効薬はありませんので、これも地道な事をコツコツト練習
して定着させるしかありません。
正しい形でゆっくりとまずは「なぞり」を行い、今度はゆっくりと素振り
をする練習を毎日60回21日です。

この手首はほとんどの人がぶつかる難関です。
定着するのに2~3年も掛かる人がいますので、最初から真剣に身に
付けるようにしてください。




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