2019年5月15日水曜日

アウトサイドインで綺麗なドローボールは可能?


Question

私はアウトサイドインが身体に染みついており、スクエアスタンスでは
出球は左にしか行かないのですが、クローズスタンスにしてインサイド
アウトを意識して振ると、綺麗なドローボールがでます。

このとき、私はインサイドアウトで振れているのでしょうか?
それとも、アウトサイドインだけど、クローズスタンスにしたからドロー
が打てている状況なのでしょうか?


Answer

もともとインサイドアウトとかアウトサイドインというのは自分の体に対して
右の内側から左の外側に振っているという意味で使われています。

しかし、もう一つの見方として目標の右にヘッドが移動している時に打つと、
これはある意味インサイドアウト軌道となるのですが、必ずしも体に対して
インサイドアウトとは限りません。

仰る通りにスタンスを変えれば、体に対して同じ軌道で振っても、目標に対し
てはインアウトでもアウトインでも打つ事ができるのです。

たとえば右を向いたクローズスタンスで自分の体に対してスクエアで真っすぐ
に振ったとしても、ヘッドの軌道が実際には目標の右に向かっていれば、目標
に対してはインサイドアウト軌道だと言う事です。

世界のトッププロ達はこの曲げ球によって番手間の距離を出したり、斜面に
ぶつけて止めたり、風にぶつけて曲がらないようにするなど、自由自在に使い
こなしています。

日本では持ち球とか言って、フェイドしか打てない選手でもトップに行ける
ような環境なのですが世界では通用せず、難関コースではスコア的に大きな差
が出る事があります。

理論的にはヘッドがスクエアでストレート球を打つ軌道にすると、アイアンは
ダウンブローに打つので最下点の手前で打つ事になり、まだヘッドが目標の右
に向かっている地点で打っているためにプッシュ球で右に出るストレート球に
なるのですが、フェイスが目標を向いていれば軽いドローとなります。

また、同じようにドライバーはアッパーで打ちますので、引っ掛けないし軽い
フェイドになるのが自然なのです。

スコアメイクに必要なのは初歩の段階ではしっかりとミートして、方向が一定
になる事です。
これにはフェイドでもドローでもどちらでも出来ますので球筋はあまり神経質
になる必要がありません。

ただ、曲がりが大きいと木にぶつかって打てないホールとかがありますので、
軽いフェイドであればスタンスを変えてストレートに打ったり、またドローに
したりできますので問題はありません。

また、飛距離を追究される方はアイアンで軽いドローが出る球がお奨めです。
これは肩を開かずに引き落すフォームにする事でスクエアにヘッドが移動する
ために、縦の力が使えて効率の良いスイングになるからです。
これは左肩で引っ張って打つおやじフェイドとは違って飛距離が稼げます。

効率良く振るには自分の体に対してスクエアに振る事ですので、そのフォーム
を身に着ける事が大切かと思います。




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