2019年5月25日土曜日

前傾姿勢のキープと左足の踵が上がる事について


Question

前傾姿勢を維持しようとしても、インパクトの瞬間には体の角度が
ほぼ垂直になっています。

また、テイクバックの時にベタ足にしていようとしても、どうしても踵が
上がってます。
どの用なイメージか、どんな練習がおすすめか教えてください。


Answer

テイクバックでトップ近くなると、左のカカトが上がると言うのは、昔は
みな普通にやっていました。
この30年ほどはNG動作としてベタ足になっているのですが、決して否定
される動作ではありません。

ただ、張りが強くなってブレ難い事やパワーが出る事で、ベタ足にするの
でしたら、腰の回転を少なくすると良いでしょう。
テイクバック時に上半身と下半身を分離させて、上半身が最大に回転して
から下半身を回すと言う方法にすると、ベタ足が楽にできると思います。

また、起き上がりですが、インパクトで立ち上がるのも昔はやっていた事で
これもまた復活しているのですが、練習量が少ない方は起き上がらないで
打った方が早くミート率を上げる事ができます。

動作の習得はまずはなぞりとスローです。
エアーやイメトレを十分にやって、上下運動のないスイングを体に覚えさせ
それからスローで球を打ちながら起き上がらないようにします。

そこで問題なのは、今までに起き上がっていた分だけダフる事です。
これは左の肩の吊り上げやハンドファーストなどで長さを調整します。

起き上がらない前傾姿勢でまずはインパクトの形を作ります。
その形を体に記憶させ、そこに戻して打つという訓練が必要です。
適当に上げて適当に振っているので起き上がったり、立ち上がったりする
癖がついてしまっています。

何度もダフっていたので体が勝手に起き上がりによって帳尻を合わせをして
いたのが原因です。

まずはフォームを作る事に時間を掛ける事であって、そのフォームが定着
してから球を打たないと変な癖が定着してしまいます。
打ちたくて仕方がない気持ちは分かりますが、それが悪い癖をつける一番
の原因ですので、最初はなぞりやスローでフォームの定着です。

その形でまず振れなければスイングは完成しません。
まずは素振りでそのフォームを体に覚えさせてから球を打つ、あるいは間に
挟んで、正しい形で振っているかどうかを撮影しながら確認し、この時期は
むやみに球を打たない事が大切です。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
下手を固めるとその悪い癖を抜くのにもっと時間が掛かってしまい、延々と
彷徨って戻って来れなくなります。

すぐにでも修正して、悪い動きをもう二度とせず、自然に消えて行くのを待ち
同時に正しい動きを反復によってこれから定着させて下さい。




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