2019年5月5日日曜日

持ち球について質問です


Question

プロでもドライバーをまっすぐ打つのは難しいと聞いたことがあります。
まっすぐ打つ場合、よほどの自信がなければフェアウェイの中心を狙う
ことになり、もしどちらかに曲がってしまうとフェアウェイの半分しか
余裕がないですよね。

その点でいうとドローもしくはフェードの持ち球があればフェアウェイの
端を狙い、多少曲がりが大きくなってもフェアウェイの幅を目いっぱい
使えるので有効ですよね。

ネットで検索するとドローのほうが距離が出るけどパワーフェードという
打ち方もあるとか・・・。
個人的には基本ドローで打ちたいと思っているのですが(なんとなく
カッコ良いので)

持ち球の種類、習得するのに掛かる期間、その持ち球を打つポイント
(コツ)などを教えてください。


Answer

持ち球とは自然に出てしまう傾向性と言う事で、初心者の球筋はほとんど
がフェイドで、むしろこれは癖球と言えるでしょう。
これは右から左に横振りするために左手で引っ張って打とうとする習性から、
肩で引っ張ろうとするために肩の開きが早くなるからです。

人によっては確かに真っ直ぐに打つのは難しいかも知れませんが、基本
通りに振ればストレートかもしくは軽いドローに自然になります。

まずは基本動作をしっかりと把握して、その通りに動けるようにする事が
大切なのですが、それが出来ていない方は自然に出る球で再現性を高め
それでスコアメイクするのが一番の近道です。

ただ、仰るようにドローとフェイドが打ち分けられると難しいコースに
行った時にスコア的に大きな差が出ます。
これはスクラッチからプラスハンディー以上になる段階ではとても重要で、
プロで上位を維持するには日本でも今後は必須条件になるかと思います。

この曲げ球はなぜ必要かと言うと、フェアウエーが右から左に傾いている
場合、そして硬くてランが40Yも出るようなコースだと、ドローしか打て
ない方はいくら右端に落としても左のラフに転がって入るからです。

また、番手間の距離を出すのに長いクラブでフェイドで打つか、短いクラブ
でドローで打つかで調整ができることや、グリーンが左から右に下っている
傾斜の場合には右からドローで傾斜にぶつけて止める事も出来るのです。

この場合、フェイドしか打てない方は左のラフで止まるか、右下のバンカー
に落ちるかしかチョイスがない事もあり、競技やプロツアーの設定等では、
グリーンを硬くして止まらなくしていますので、どんな球でどこに落とす
かの技術が要求される事になります。

これらの曲げ球はまずご自身の癖球を安定させることが先決です。
基本はワンスイングですので、軽いドローの方でも軽いフェイドの方でも
もちろんストレートの方でもそれを定着させて完全にスイングが乱れない
状態にしてから、セットアップだけで曲げ球を作ります。

現在パーで回れる方でもスイングが安定していなければ、まだ待ってみて
崩れないようになってから練習されると良いでしょう。
それまでは一種類の球筋でとにかく定着させて安定させる事が先決です。

また、癖球の曲がりが酷い方は両側が林で狭いホールや、ドッグレッグに弱
い事、そして風に乗ってどこまで流されるか計算が出来ない等、将来的には
どんどん不利になりますので、得意コースだけで両手シングル程度を目指す
だけでしたら、今の癖球を定着させて小さくまとめた方が良いと思います。





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