2019年12月15日日曜日

フェアウェイウッドのダフりトップ


Question

フェアウェイウッドの練習におけるダフりとトップ、
どちらも起きてしまうのは重心の置き方に問題があるためですか?


Answer

ほとんどの場合、ダフリトップは下の図の軌道だからです。(図1)
この図は前打席から見た時のヘッドの軌道です。
球は真ん中ではありませんので、軌道が目標方向に移動していないと上手く
当らないのです。

軌道円はその最下点が真ん中で、ショートアイアンのように球の位置も真ん
中であれば打てるのですが、FWは球を左に置きますので、このような現象
になるのです。

ゴルフの正しい軌道は図2の軌道です。
これはダウンブローという打ち方で、軌道円を左に移動して球を過ぎた目標
方向に最下点を移動させた打ち方です。

ショートアイアンでも本来は同じで、球の5cmほど左(目標方向)が最下
点になるような打ち方をすることでバックスピンが掛かり止るのです。

初心者に多いのは、「いや、私はスピンなど掛けるのは難しいので」と言っ
てダウンブローで打たない人がいます。

ところがFWのように長い番手になると球は左に移動していますのでダフリ
トップが何年経って治りません。
打ち方が悪いのに、タイミングが合っていないので合わせればちゃんと打て
ると頑なに信じて何年も無駄な練習をしている人を良く見かけます。

軌道円を左にして打つには3つの事が必要です。
それは体重移動、ハンドファースト、そして左手首の角度です。

体重はトップで右に乗りますが左に移動することで体重を乗せて打ちます。
それが足りないと体が右のままになってしまい軌道円が左に行かないのです。

また、手をできるだけ左に落としてからリリースをするというレイトヒティ
ングによって軌道が左に移動します。
リリースポイントが早いとヘッドが早く落ちて軌道円が左に移動しません。

そして、左手の手首が甲側に折れていてもやはりダフります。
これは軌道自体が縦になってしまい、左に移動する以前に着地してしまうか
らです。

このようにまずは3ヶ所をチェックし、全てができていてもダウンブローに
ならない場合はスイング自体を見直す必要があります。
初心者の場合には横振りになっていたり、リバースピボットになっていたり、
起き上がりや軸のブレなどがあるのですが、まずは前傾角度が足りない事が
多いのでまずそれを確認してください。

下のプロのフォームを参考にしてみてください。

三つの軌道 前方編 


手の軌道 
https://www.youtube.com/watch?v=YNClosnw0Mc 

ヘッドの軌道 
https://www.youtube.com/watch?v=m1bmKrbsuzA 

肩の軌道 
https://www.youtube.com/watch?v=2vfiC45YnXY 

                                (図1)



      (図2)








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