2020年1月2日木曜日

親身になって相談してくれる店


Question

ゴルフクラブを新しく買い替えようと思います。あまり知識がないので、
親身になって相談してくれる店を探しております。
この間ある有名店にいきましたが、新品の高いものをすすめられて、
決断に至りませんでした。
23区住みです。

神奈川か埼玉のみせでも構いません。

Answer

大変難しいご質問です。
家族が経営しているゴルフショップでもない限り、果たして信頼できるのか
どうか良く分かりません。

皆さんが目にしている情報はほとんどがメーカーの息の掛った人達の物で、
立場上話せない事が沢山あります。
私は道具関連のメーカーや販売側から一切収入がありませんので、公平な立
場でお話をする事ができます。

ショップは経営上、できるだけ高い物を買ってもらいたいのは当然です。
そして、その人が何度も戻って来て買い直して欲しいのです。
これがお店を経営した時の心境ですので、ゴルファーの立場やスコアメイク
のための道具としてと考えるなら、商売抜きで考える必要があります。

したがって、私は自分の基準で集めます。
クラブにはかなりの規制があり、どんな発明があってもすぐに禁止になり、
どんぐりの背比べになってしまいます。

たとえばアイアンですが、グルーヴ(フェイスの溝)の形状で禁止になった
クラブが以前にありました。
スクエアグルーヴと言って溝の断面が四角かった(90度)のです。
これで球を良く捉まえる事でスポピン量が凄く、ラフからでも止まるほどだ
ったためです。

したがって、同時にUの字も禁止で、V字と言う溝の縁の角度で規制がされた
のです。

メーカーはこの厳しい規制の中で販売を強いられていますので、どんな事を
しても毎年買い直すほどの進化はありません。

10年の間に少しだけ変化したかな~くらいの違いはあるのですが、20Y
も30Yも飛ぶようになったと言うドライバーはありません。

一番大きな違いは80年前の球と現在の球は300Yをキャリーで超える選
手が打って200Yちょっとという動画は見た事があります。
確かに40年前のバラタボールでも7%飛距離が現在の球よりも少ないとい
うデータがありますので、球の進化はこの100年で大きな物がありました。

クラブは木のシャフトから鉄、そしてカーボンと素材は変わったのですが性
能は果たしてどれほど変わったのでしょうか?

ドライバーのシャフトとしては現在ではカーボンが主流ですが、アイアンは
まだ鉄です。
まして、メーカー同士の比較やモデル同士の比較などはとるに足らない差し
かないと言う事です。

ご自身が納得いくように勉強されては如何でしょうか?
中古クラブの安い物でシャフトやヘッドの交換をして、色々と実験されると
何が良いクラブなのかを理解する事ができると思います。

メーカーは良いクラブではなく売れるクラブしか作りません。
ゴルファーにとって良いクラブはメーカーは作っていないと言う事です。
従って自分で作り直す必要があるのです。

ただ、ショットが安定しないと日替わりスイングだったり、軌道がブレたり
でデータ自体が信頼できないので、工房に通って職人さんの知恵を借りたり
このサイトの道具関連トピを参考にご自身の基準を作ると良いでしょう。

勉強が面倒な方は工房に任せる事もできるのですが、工房は工房で商売です
ので、3万円もするシャフトを売りつける事もあります。
ネットで買えば6000円で買えますので、勉強代として工房でシャフトを
買うかどうかはご自身の価値観で決めてください。





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