2020年1月26日日曜日

松山選手がスイングテンポを変えました


Question

松山選手がスイングテンポを変えましたがどんなメリットが
あるのでしょうか?


Answer

TVの解説でもスイングテンポを変えるのはとんでもなく難し
いと言っていましたが、確かに安定させるのは非常に難しい
と思います。

試合で先に打つ人のスイングを見ているだけでその速度がう
つってしまったりする事で安定が難しいために、人のスイン
グを見ていないプロが少なくありません。

ちなみに松山選手はテンポはほとんど同じですが、大きく変
えたのはリズムです。

今までトップで休憩していたのを辞めたのですが、数年前か
らこの休憩時間を短くする取り組みがアイアンに関してはあ
りました。

ごく最近はドライバーでもそのリズムにしたので目立つよう
になったのですが、以前にからかわれた頃から改造を開始し
ていたようです。

世界のトップ選手達がヒデキはトップでシャワーが入れるほ
どだとか、仮眠しているなどの冗談でいじられた事がありま
した。

トップのシャワータイムを短くしたのはそれ自体が目的なの
か、この先に本来の目的があるのかは本人に聞いてみないと
分からないのですが、ここが終着点だとすると見た目をみん
なと同じにする事でいじられなくなると言うメリットがある
かと思います。

そもそも、この打ち方は矯正ドリルとしてタイガーは4か月
毎日させられたと言っています。(大嫌いだったそうです)
彼は切り返しでの沈みが酷かったので、それを矯正するため
だと言っていましたが、その他にも色々な効果があり、恐ら
くコーチについている選手達はほとんどが経験ある矯正ドリ
ルだと思います。

そして、これが改造の途中だとすると、ここから別のメリッ
トがあります。

それは切り返しの張りです。
30年ほど前から腰を止めてワインディングの捻じり上げで
テイクバックし、トップでその勢いでぶつけて跳ね返って来
る反発力をダウンスイングに加えてスイング速度を上げると
言う動作が現在でも主流で教科書となっています。
(日本はそれすら未だに上陸していませんが)

ところが、一周してチャンプやウルフのようにわざと型破り
をして腰の可動域を広げ、それでも方向を良くできると計算
して飛距離を伸ばそうとしていた選手がトップグループに入
るようになりました。

ただ、体のバネによって張りを大きくしているのには変わり
なく、その張りも可動域もより大きくしています。

松山選手がこのトップでの引っ張り合いによる張りを取り入
れようとしているのでしたら、さらに飛距離が伸びると言う
のがメリットが将来待っているかと思います。



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