Question
バックスイングまでは色々考えて上げているのですが、ダウンスイング
はあまり何も考えずにクラブを元の位置に戻す感じで振ってました。
フェースにボールを当てるという意識よりはクラブをボールに向かって
振って結果当たる。という感じかもしれません。
なのでグリップをウィークにしたりして振るとフェース面が変わり、ト
ップやチョロみたいになってしまいまともに当たらなくなります。
ダウンスイングはどういう意識で振るのでしょうか?
フェース面でボールを捉える感覚ですか?
どういう練習を今後すべきでしょうか?
Answer
ゴルフの究極は再現性ですので、野球とは違って球に合わせて軌道を変
えると言うスポーツではありません。
毎回同じ軌道で振れれば良いだけなのです。
ところが、その毎回同じ事をする事がいかに難しいかほとんどの方が分
かっていません。
スイングは一時期完璧に定着しても軌道や動きがズレます。
まして定着していない最初の数年間はいつズレても崩れてもおかしくあ
りません。
定着するまでにはズレまくり、ブレてどんどんスイングが変わって行き
改造などせずとも知らない内に全く違う事をしているのです。
これではいつまで経っても定着しません。
したがって、その軌道や動きから少しでも外れたら元に戻すと言う修正
や調整が必要なのですが、本人は毎日同じ事をしている積りになってい
ます。
それは感覚だけで模索しながら練習している場合に多く、いかに感覚が
いい加減なものかが良く分かります。
20年経っても30年経ってもズレの調整や修正が必要なのですが、感
覚だけで記憶している人は元に戻せなくなります。
宮里藍選手が良い例で、世界のトップになってもスイングを崩してゴル
フ自体を辞めてしまいました。
また、突然動作を忘れて頭が真っ白になって、その原因を特定できずに
模索しているうちに崩してしまってスランプに陥る事があります。
イボミなどがこれです。
また、アメリカに行って飛距離のない事で改造して崩してしまって、退
散して来ると言うのをPGA病だと言った選手がいましたが、改造する
とそれまでの再現性を全て失い、また定着させる数年間はスコアが落ち
てゴルフにならないのです。石川遼選手などはこれです。
このようにゴルフはいつ転落するか分かりません。
したがって、スイングはメカニズムで覚えて感覚で振る事で、いつでも
ズレを修正し、調整しながら再現性を維持させる事が出来るのです。
ゴルフは物理であり数学です。
真っ直ぐ飛ばすにはそれなりのメカニズムがあるのであって、決してア
バウトにフィーリングや根性論で習得する物ではありません。
ただ、機械を使って計測すると言う事ではなく、どう動けば修正できる
かの診断力や修正力を身に付ける事であって、何百万もする機材を使っ
ても、診断力や修正力がなければ意味がありません。
球筋を見ればどこを修正するかが一目で分かりますので、正しいメカニ
ズムやフォーム、型と言う物を習得し、決して感覚やフィーリング等に
頼らないようにしてください。
0 件のコメント :
コメントを投稿