2020年6月18日木曜日

練習場ではノーミス、コースではボロボロ


Question

打ちっ放しでアイアンはほぼミスなく打てるようになり、
ラウンドしたのですが、全くちゃんと当たりませんでした。

同じルーティンでアドレスしているつもりなんですが、ボールと
の距離が近いように感じたりしてスライスしたり、トップしたり、
ダフったり、散々でした。

逆にショートホールでのアイアンはちゃんと飛んでました。
ティーアップしてるというのもあると思いますが・・・

ボールのとこまで走って行ったりしてすぐルーティンに入って
アドレスとると何がいつもと変わるのでしょうか?
膝とかいつもより曲がっているのかなぁと今考えたりしてます
が・・・・よくわかりません。

打ちっ放しのフラットな場所と、ゴルフ場は違うと言いますが、
そんなに違うもんですか?

練習も相当しましたし、結構自信を持って臨んだので本当に
ショックですが原因を見つけないとどうしようもないのですが、
思いつきません。
考えられる原因とかありましたらお教えください。


Answer

仰る通りにコースでは様々な事が起こりますが、その原因も様々です。
まず、練習場ではミスなく当たっていたようですが、その状態がどの
くらい連続で続いたでしょうか?

ゴルフは一回、二回、そのような状態が続いたとしても定着したとは
言えません。
ちゃんと打てるようになった、と言う程度も問題なのですが、全ての
動きが完璧にできた状態から果たしてどのくらいの月日が経っていた
っていたのでしょうか?

タイガーウッズは2010年から打法を改造し、2012年に3勝、
2013年に5勝して復活したのですが、メジャーに一勝もできなか
った事でまた元のスイングに戻し、その後腰を傷めてメジャーに優勝
したのは2019年でした。

定着とはこのような期間を言い、世界のトッププロですらこのくらい
の時間が掛かっていますので、質問者さんは果たしてどのくらい定着
していたかがまず第一の問題です。

次に、練習場ではコースでの一部しか練習ができない事を認識されて
いるでしょうか? まずは傾斜です。

つま先下がり、つま先上がり、左足下がり、左足上がり、そのコンビ
ネーションなどで大きく分類しても8種類の傾斜があり、そして角度
まで入れると数十種類をコースでは打つ事になります。

練習所ではほぼ水平なライしか練習していませんので、重心の移動が
それぞれに違う感覚になりますのでくるってしまうのは当然です。

また、ほとんどの人がワンスイングになっていません。
番手ごとの前傾角度がその番手に合った角度になっているか、また球
との距離がその番手の距離になっているか、そして仰る通りに膝の曲
げ具合が一定なのか、アームシャフト角やアームスパイン角が一定に
なっているかもまともに当たらない原因です。

また、景色や雰囲気が違う事で違うフォルダーが開き、練習場とは違
うスイングをされている可能性も多いにあります。

これらは基本ですので、基礎練習がしっかりと出来ていればそれが障
害にはならないのですが、我流ゴルファーはコースに出て初めてそれ
を認識する事になるのです。

コースは課題を見つける場所であるという名言があるように、コース
でのプレーがご自身の実力だと言う事が分かっただけでも大きな進歩
で、課題に気付く事ができた事は大きなメリットです。

これからはしっかりと教科書通りに基礎や基本動作を習い、定着させ
る事や色々なケースの練習もする事でこの壁を乗り越えてください。





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