なぜゴルフはトップから打たない？

Question

ゴルフについての素朴な疑問です。

野球では打者は初めからトップを作って打席に入ります。

ゴルフはバックスイングからトップに入ります。

この差は何なのでしょうか？

つまり、なぜゴルフはバックスイングなしにトップから打

たないのでしょうか？

Answer

逆に野球はなぜトップの位置から打つのでしょうか？

恐らくボールが動いていてバックスイングをしている暇がな

いからなのでしょう。

この時間的な問題はゴルフにはありません。

したがって、バックスイングの反動をダウンスイングに使う

事ができるのです。

体を使うスイングは体全体を捻じる事によって弓やムチのよ

うな張りやタメを使う事ができます。

テイクバックで捻じれた体はトップでぶつかって、その反動

があります。

そして、そのぶつかった時にはすでに腰は開き始めていて、

マックスに捻じる事ができ、そこには大きなエネルギーのタ

メができるのです。

この張りはトップでは止まっていられないほどで、体が伸び

切っていて、太いゴムをマックスに引っ張った時のようなパ

ワーとなります。

その反動にプラスダウンスイングの力が加わって降りて来る

事でスピード加速されるのです。

トップで止まって、それから下すと言う事はそれだけ体が捻

じれていないと言う事です。

その止まっていられる状態からさらに捻じる事ができるのが

このトップでの引っ張り合いです。

重心は左に移動し始めており、腰は開き始めているのに肩は

一番奥でこれ以上行かないと言う場所に到達する事でぶつか

ります。

ここでヘッドが一番深い所と左の膝や左の腰の開きで引っ張

り合いになります。

飛距離を出すための一つの技ですので、若い方は欧米のよう

にこのマックスの張りを作る打法をお奨めしますが、中高年

の方々は十分に注意してください。