2020年7月23日木曜日

ジャンボ尾崎のスイングは独特でしょうか?


Question

ジャンボ尾崎のスイングは独特でしょうか?
インパクトの時伸びあがってるようにみえるのですが?
全盛期の時です。


Answer

22才の時のスイングと全盛期のスイングを比較してみましたが、
若い時はテイクバックに左足のカカトを上げずにベタ足で打って
いました。

これは時代的に最先端の打法で、腰を止めてワインディングをし
ているように見えます。
これはタイガー出現の直前にアメリカで始まった動作なのですが、
1969年(当時22才)にすでにこの打ち方をしていたのは驚
きです。

全盛期には逆に左足のカカトを上げてクラシック時代の打法に戻
しています。

確かに起き上がりがありますね。
これはジャックニクラウスなども同様にインパクト直前から前傾
が起き上がり、ブランコ漕ぎ効果を出しているのですが、今で言
うスクワットジャンプの動きも入っており、飛距離を優先した打
ち方に成功した再現性の高さも特徴です。

右脚の蹴りはなく、体重移動の大きさでパワーを出すという、そ
の当時に流行っていた打ち方で、テイクバックはかなりインサイ
ドに引いているのが特徴です。

また、後ろ倒しやグリップエンドの刺しも組み込まれており、か
なりヘッドが走っています。
フライングエルボーでクロスに入るトップはその当時の主流の打
法でしたので、ジャックニクラウス打法のアレンジ型と分類でき
るかも知れません。

当時のクラブで5番アイアンで220Y出していたようですが、
同時のバラタボールは今の9割しか飛びませんし、ロフトは恐ら
く今の7番アイアン程度だったと思います。
それを計算すると相当なヘッド速度を出していたと思われます。





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