2020年8月29日土曜日

グリップについて


Question


ゴルフ好きで独学でゴルフの練習に取り組んでおります。

当方のグリップの握り方は右手は手のひら全体で握る特殊な握り

方をしておりましたが、基本の握り方と異なることから、修正す

るよう取り組んでおります。


通常、右手人差し指と親指でグリップをつまむような形になると

思いますが、親指をグリップに乗せることで、スイングした際に

親指が擦れて皮が向けそうです。


ネットで調べたところ人差し指、親指は力をいれずに握るとのこ

とで力をいれないように握っておりますが、スイングの際に多少

付加がかかり、親指が擦れてしまいます。

どのような感覚で右手親指を添えてますでしょうか。


Answer


右手の場合、人差し指と親指で握るなどと言う握り方は誰も奨励

していない方法で、この握り方では「つまみ上げ」的なスイング

になりそうです。

右手の人差し指と親指はまず使いません。

使うのはインパクト時に右手の人差し指の付け根だけです。


この握り方でクラブをつまみ上げると右手でクラブを持ちあげよ

うとして右肘が外に出て脇が空いたり、持ち上げると言う意識か

ら起き上がりなどの副作用を起こす事があります。


ゴルフはそのクラブの設計や身体能力に合った振り方をしないと

上手く行きません。


スイングは普段の生活にはない動作ばかりで振りますので、ほと

んど全ての動きは初体験となる物で組み立てられているのですが、

ご自身が今までの人生で行ってきた動きや好きな動き、そして動

き易い動作ばかりで組み立てると小さくまとまってしまいます。


最も飛距離が出る打法はほとんど全てが今までに経験した事がな

い動作ばかりで組み立てられていますので、一つ一つの動作は最

初は酷く違和感があり、訓練してそれに慣れる必要があります。


最初は全くその動きができない動作を筋トレを兼ねて訓練して、

スムーズに動けるように1万回づつ反復し、足、脚、腰、上半身、

肩、腕、肘、手首とそれぞれの最も効率の良い動作を時間的にず

らして連動させてタイミングを合わせる作業に入って全てを組み

合わせてから球が打てるようになります。


それぞれの動作は特定の筋肉で動かさないと弊害が出て軸がブレ

たり起き上がったり、スエーしたりと悪い癖だらけのスイングに

なります。


グリップはそれらを全て想定し、最終的にバランスが合って最も

効率の良い動作ができるようになるための握り方が教科書で、好

みややり易さで勝手に握ると結局どこかで修正して正しい握り方

にしなければならず、それが何年も後だと癖になっているので治

せなくなります。


ゴルフは武道と同じで型があります。

その型と言うフォームは打法によってそれぞれですので、その打

法の教科書を頭で理解し、それからそれぞれのメカニズムを覚え

て各部位の動作を正しい筋肉で行うところから初めてください。





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