2020年8月31日月曜日

アイアンのシャフトについて


Question


先日フィッティングにて3球打って診断する機械で何が合っている

か測定していただきました。

ヘッドは前の型ですがMP5かMP66でシャフトがDGX100かモーダ

ス125Xが合っているとのことでした。

現在はDGS200を使用しているのですがドライバーのペットスピー

ド45くらいで飛距離240ヤードくらいの自分にはXはかなりオーバ

ースペックでは無いかと思うのですが試打したところ確かに曲がり

幅は少なくなり方向性は安定しますがモーダス120や105の方が振

りやすく距離も10ヤードほど伸びていました。

120Sや105Sでは少しドローが強くなっていましたが振りやすかっ

たです。


まだ年齢も30代ですし105は少し軽くなりすぎな気がするので120X

がちょうどいいくらいかなと思うのですがそれだとDGS200とそこま

で変わらないでしょうか?



Answer


そもそも計測器を使ってフィティングと称してサービスを行っている

と思っておられる方が多いのですが、機械の数値を見せていかにもそ

れが必要だと言わんばかりに新しい道具を奨めて来るのがショップの

販売方法です。


フィティングに行って、今のクラブが最高ですから替える必要があり

ませんと言われた人は何人いるのでしょうか?

結局、同じようなシャフトに買い替えさせようとしていると言う事で

すよね。


スコアメイクに必要なのはDRは出来るだけグリーンに近いFWの右

か左に落とし、アイアンはできるだけピンに近い位置に止める事です。

アイアンで10Yも飛ぶシャフトは左右のブレが大きい事はお分かり

だと思いますが、そのブレ分だけ縦距離も不安定と言う事です。


方向の良いクラブで50cmのベタピンなところ、一番手下げてピン

ハイでも、4m右や左に止まる球を打ちたいですか?

それでバーディーかパーかの差が出て、机上の計算では18ホールで

18打も余計に叩く事になります。


アイアンは飛ばすクラブではなく、いかに思った位置に止めるかです。

方向のブレが大きく、しかも縦距離もブレが大きいクラブを10Y飛

ぶからと言って替える事自体が間違っています。


また、オーバースペック論は販売者側が勝手に作り上げた論理で、い

くらでも売れるようにした販売テクニックです。

この理論の洗脳された消費者が経済活動に貢献しているのだから勝手

だと言う人もいましたが、お金があるのでしたら毎年フィティングに

行って毎年買い直せば良い事です。


しかし、スコアメイクが目的でコレクターにはなりたくないと仰るの

でしたら今のクラブで練習する事です。


昔はDGのSしかありませんでした。

ジャックニクラウスもタイガーの初期もみなこれでした。

彼らのスコアが出てから考えても良い事で質問者さんは今お悩みにな

っていますので、無駄な迷いで遠回りしない事ですが、物欲をどうして

も満たしたいと仰るのでしたらX100にされると良いでしょう。




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