2020年9月29日火曜日

アンダースローのフォーム

 

Question


ダウンスイング、特に切返しの際、どうしても右肘が降ろしにくい?

詰まる感じがします。


YouTubeを観ていたら、野球のアンダースローのイメージで打つと

いいと言ってました。


素振りで試したところ、体重移動もし易く、右肘の詰まりも感じませ

んでした。

ボールを打っていないのでどんなボールが飛ぶのか楽しみです。


質問ですが、


この右肘の使い方をすると、ヘッドがシャローになるのかどうかを

知りたいです。

よろしくお願いします。


Answer


右肘がお腹の中に入らずに詰まってしまっている人を良く見かけま

すが、原因は二つ考えらえます。


一つは前傾角度がなく、棒立ちになっているので右肘がお臍の位置

まで入らず、右腰にぶつかってしまう事が一つあります。


そしてもう一つは俗に言う Over the top と言われるいわゆる右肩

が被ってアウトインに振るフォームです。


野球でいうと真上から投げるような感じでしょうか?

そこでアンダースローと言う表現を良くするのですが、このフォー

ムの特徴は右肘ではなく右肩を下げる事にあります。


トップからは腰は開くのですが肩はあまり開かず、右肩を左肩の下

から通すように下げながら、左脇の間から目標を視るような形を作

り右肩が充分に下がった時に右肘を伸ばして押し込むと言うのが理

想です。


良く、右肩が下がるからダフると言う指導を耳にするのですが、ク

ラブを吊っているのは左手ですので、問題は左肩の位置です。

右肩は下げるほど押し込み幅が増えますし、同時に左肩を頂点まで

吊り上げる事でショルダープレインが縦になってヘッドの軌道と同

じ角度になり、これに手の軌道が一致してその三軌道が一致し、そ

の上に球があれば三軌道一面化のメリットがあります。


これはヘッドは肩の軌道の延長上に行こうとして勝手に軌道を修正

しますので、ショルダープレイン上に球があれば球を外さなくなる

のです。

したがって速く振れば振るほどミート率が上がると言うメリットが

あります。


このフォームは超高速打法には欠かせないため、最近の飛ばし屋は

ほとんどがこの三軌道を一体化して打っているため、右肩が下がっ

て左肩が上がり、左肩でクラブを吊り上げて打っています。

https://www.youtube.com/watch?v=AXHzU8U09kY&feature=youtu.be


ご質問のアンダースロー的なフォームは後ろ倒しをしているのと同

じような効果があり、多少シャローになる傾向にあります。


ただ、チャンプやジョンラームほど入れたければこれだけでは足り

ませんので、左腕のローテーションを使って後ろ倒しをする必要が

あります。




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