2020年9月28日月曜日

ドライバーのスライスが改善されました


Question


ゴルフ歴八か月の初心者です

ドライバーのスライスが改善されました。


その方法とはボールを打ちにいくのではなくスタンスの中央に

仮想ボールを置き、アドレスもスタンスの中央にクラブを置き、

最下点で仮想ボールを打ち、その後アッパーブローで本物の

ボールを打つというボールを打ちにいかないように意識すると

言う方法です。


今後のこの練習法で良いでしょうか?


Answer


応急処置としては使えると思います。

ラウンド中に振り遅れてスライスが出る場合には、このように

スライスにならない方法で打てばスコアは良くなりますので、

一時的に帳尻合わせとしては大変効果的です。


ただ、その打ち方でアイアンが打てるでしょうか?

打てたとしても方向調整や距離が変わってしまい、最下点で

捉える事でダウンブローで打てなくなります。


今の段階ではこれでOBがなくなって100が切れたとすると、

それは効果があったという事になりますが、この先にその方法

だと壁が出てきます。


エンジョーイゴルファーでアベレージで良いと言う方でしたら、

このように帳尻合わせの応急処置だけしていれば良いのですが

その行き着く先はオヤジスイングです。


どんなに不格好でも、どれだけ飛距離が出ない打法でも、長年

の経験によって定着すると再現性だけは高まり、スコアは良く

なる事があります。


ただ、どんなに上手くなってもオヤジスイングで、それでも良

いのでしたら一時的な対処療法で調整していけば楽ですし、練

習もレッスンも必要なく、20年もすれば固まる可能性はあり

ます。


しかし、一生100が切れない人が7割いるとも聞きますので、

その方達は一生再現性が高まらずに終わっているという事です。


なぜなのでしょうか?

それは同じスイングを定着するまで維持していないからです。

意図的に維持しない「いじり過ぎ」と無意識的にズレる「積り

打法」のどちらかです。


当てに行くだけのスイングで一生通すならその打法が定着して

再現性が高まるのですが、それでは済まないのがゴルフです。


どんな打法でも定着するには3年は同じ事をしなければならず

それがいかに難しいかを物語っています。


どこに向かって、なにを目指しているのかで答えは変わります。

今やっている事が良いのか悪いのかを知るには、定着するまで

の3年間を費やさなければなりません。

10種類を試すだけでも30年掛りますので、我流だと一生上

手くならない人が大勢いるのです。


お遊びなら上を望まない、スポーツなら教科書通りに練習する

と言う選択をする時期かも知れませんね。




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