2020年9月3日木曜日

長年やって上手く成らない人はいますか?

 

Question


ゴルフ歴10年20年30年40年ゴルフをしていて

上手くならない人はいますか?

何がそうさせるのでしょうか?


Answer


ゴルフは知れば知るほど難しい事が分かります。

奥が深いと言われるのはその場では見えない事がそこに行くと

見えて来るからです。


まず、一番重要なのは再現性なのですが、長いコースになると

飛距離がない人は途中で限界が出てきます。


しかし、飛距離が出る打法は難易度が高く、習得だけでも最低

3年から5年は掛ります。


そして、定着させるにはさらに3年が必要で、最低5~6年は

掛かるのが一般的です。


しかし、ゴルフ人口の7割はお遊びゴルファーで、スポーツと

は考えていないため、週一で練習場に行き、月一でコースに出

ると言う人がほとんどです。


この場合、どんな打法もほとんど定着しません。

一時期でも3年くらい同じ動作で打っていると定着するのです

がその期間がない人は生涯100が切れすに終わっています。


3割のゴルファーは一応スポーツとして取り組む時期があるの

ですが、それでも我流の方はまず打法の動作を知らないために、

空手で言う型もしらなければ剣道の素振りすらせずに、最初か

ら対戦して経験と感覚だけで上達しようとします。


したがって、この人達も途中で限界が来てせいぜい両手シング

ル程度で終わっています。


そこからさらに上に行く人達は再現性を高める事が可能で、ス

クラッチや昔だとプロになった人もいます。


ここでかなりの脱落者が出るのですが、ほとんどの人は同じ打

法で完全に定着するまで訓練をしません。

改良に改良を重ねていつも新しい動作が入っている状態で、同

じスイングができないのです。


3年間同じスイングをして、しかもズレたら修正して元に戻す

と言う作業をし、勘違いをなくし、打法に迷わず納得しながら

固めて行くと言う期間が必要で、シングルになってから飛距離

が足りないと大改造したら、それまで積み上げて来た再現性を

ゼロにしてまた最初からやり直しになるのです。


また、どんなレベルでも突然忘れたり崩れたりします。

登山に例えられるのですが、2000mも滑落して20年ほど

戻って来れなくなったプロや、全英オープンで優勝したトップ

プロですら辞めた人がいるくらいです。


ゴルフは何十年やっていてもほとんどの人は上手くなりません。

上手くなる人はほんの一握りで、本気で真剣に教科書通りに練

習した人の中から上手い人が僅かに出て来るのです。


トップに行くのでしたら、まずは男子なら300Y、女子なら

260Yは出せる打法を真剣に習い、それを何年も掛けて定着

させる事です。


また、ショットが安定して300Y先のFWを外さなくなって

も、スコアはそれだけでは良くなりません。

アイアンの精度や寄せの技術など、全てを磨かないと上には行

けないのです。


毎週ラウンドをしているからいつかはプロ級に成れると思って

おられるのでしたら大きな間違いです。

上達するにはそれに必要な技術と言う物がいくつもあり、それ

らができるようになるまではスコアは良くなりません。


漠然とただラウンドを楽しんでいる間は成長していませんので

どこを目指すのかを真剣に考える必要があるかも知れませんね。




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