2020年10月23日金曜日

硬い、重いシャフトの弊害とは?


Question


教えて下さい。

自分にあってなく、シャフトが硬い、重いとどうゆう

弊害がありますか?


Answer


原理的にしなりで飛距離はある程度伸びますが、プロ達は TX(ト

リプルエックス)と言う、販売店では見かけないような硬いシャフ

トを使っています。


シャフトは柔らかいとヘッドが暴れてミート率が悪くなったり、方

向がバラついてしまうからです。


したがって軟らかいシャフトを使っておられる方がこれから硬い物

を使うと原理的に飛距離は出なくなりますが、実際に硬い物に交換

された方達の意見としては、ミート率が上がるので飛距離は変わら

ないと言う意見が多いようです。


そして、二つ目の違いはしなりによる時間差です。

これはヘッドと手の間の時間差で、基本的には手首を柔らかくして

この時間差を作って打つのですが、それができないアマチュアはシ

ャフトのしなりを使っています。


したがって、硬い物にするとその時間差がなくなって軽くダフる事

があります。

これは元々リリースが早い打ち方に慣れているからです。


本来はヘッドと手、手と肩、肩と腰とそれぞれに時間差を作って打

つので、これがムチ効果と言って体のバネを使う打ち方です。

この基本動作を習得していれば、このシャフトが作るしなりでの時

間差は必要ありません。


そして、あまりにも柔らかいシャフトを使っている方はトウダウン

と言って、シャフトが地面方向に曲がってヘッドがが下がります。


その幅は酷い時はヘッドの厚さ以上にある事もあり、硬いシャフト

を使うとトップする事もあるのです。

このように、シャフトによっては打ち方自体が変わってしまいます

ので、高橋塾では最初から硬いシャフトを使う事をお薦めしている

のです。


初心者は軟らかいシャフト、上級者は硬いシャフトというセロリー

は単に販売側に都合が良い理論ですので、最初から目標のヘッド速

度に合わせたシャフトで練習されると遠回りする事なく上達できる

可能性があり、また何度も買い直す必要がなくなります。


高齢者でしたら軽い柔らかいシャフトでも良いのですが、若い男性

はいくらでも飛距離は伸びます。

道具で誤魔化すのではなく、しっかりと技術を身に付けて鍛錬し、

飛距離を伸ばしてください。






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