2020年10月24日土曜日

スイングで頭が左右に動くのを直すには

 

Question


スイングで頭が左右に動くのを直すにはどのようにすれば良い

ですか?

バックスイングの時後ろに引っ張られ、インパクトの後は前に

突っ込んでしまおます


Answer


まず基本動作という型がありますので、それを習って行えばこ

のようなことはほぼ防げます。


この型とはどこの筋肉をいつどうのように使うかを習得するた

めのフォームなのですが、違う筋肉をつかって見た目だけその

ような動きをすると起き上がりや突っ込みなどの弊害が出てき

ます。


最初から基本通りに基礎を習えと言われるのはこの事で、自分

で動画を見て勝手に真似ても違う筋肉を使ってしまいあとで治

すのに相当な遠回りをする事になるのです。


まず頭を止めろと良く言われるのですが、正確には第七頸椎を

固定する事です。


そのため、多少は頭は動くのですが背骨軸の場合にはこの第七

頸椎がインパクトまで動かなければ良いというのが教科書です。


肩の動作には3つの動きが入っています。

まず、回転で90度肩が回る事です。


そして肩の上下運動です。

直立して右肩を上げ、左肩を下げる、そして今度はその逆をす

ると肩がシーソーのように上下します。

この動作が二つ目です。


そして最後は傾きです。

腰を静止させたまま上半身だけ右に傾けます。

第七頸椎が3~4cmほど右に傾く程度の動きですが、これが

入っていないと背骨軸ではなく、リバースピボットや体中心軸

になってしまいます。


この3つの動作を同時に行いますので、その時にできた形がト

ップの形を記憶し、定着させてズレの修正を常にする必要があ

ります。


そして、ダウンスイングで左に突っ込むのは、体重移動で左に

体全体が移動するからです。

ダウンスイングにはトップの位置で腹筋を使ってお辞儀をする

動作が入ります。

これによって頭は逆に自分の右(飛球線上後方)に動くのです

が、腰は左(目標方向)に移動していますので相殺されて第七

頸椎は動かないと言うのが現代世界最高峰の打法の理想とする

動きです。


そして前後の重心位置ですが、トップでは右のお尻を後ろに出

し、ダウンスイングでは左のお尻をさらに後ろ打席方向に突き

出すという右カカトから左カカトにと言う重心移動をすると、

フィニッシュで前によろけたりしなくなるでしょう。


これが本来の重心移動ですので、後ろ、さらに後ろと言う腰の

位置をヒップターンの練習時に定着させましょう。




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