Question
バックスイングの右手のヒンジコックは右手の力だけでやるのですか?
左手も加勢しますか?
Answer
打法によって異なります。
タイガーウッズはその昔はアーリーコックで上げていました。
昔の分解写真を見ると左腕が水平に来た9時の時点でシャフトが垂直
になっていました。
ところが最近の分解写真では9時の時点でシャフトはまだ寝ています。
これはコック(ヒンジ)をあまりしていないという上げ方に替えたと
言う事で、ヘッド速度を上げる目的のレイトコックです。
アーリーコックの場合はヘッドから上げるような力を必要とし、右手
の力を使うのですが、レイトコックはトップまではできるだけコック
せずに上げて、PWなら9時半で、DRなら11時辺りで手を止めると
ヘッドの重みでヘッドだけ奥に行って自然にコックができます。
この際に両手首ともに力が入っているとできませんので、しっかりと
手首を柔らかくしておく必要があります。
グリップは10のスケールで2~3程度で握り過ぎない事も大切です。
そしてトップで手は止まっているのにヘッドだけ動いてぶつかります。
するとぶつかった反動で戻ってきますので、その反動を使うとヘッド
が走り飛距離が伸びます。
クラシック時代は腕をグニャグニャにしてこのしなりを使ってムチ効
果を上げ、飛距離を出す打法が主流でした。
手とヘッドとの時間差が出ますのでダフり難くなり、ヘッドが鋭角に
入ってダウンブロー度も上がります。
レイトコックは力をあまり使わず効率も良いのでお薦めです。
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