2020年11月14日土曜日

シャフトの逆しなりで飛ばす 技術?!

 

Question


よくインパクトで手元の減速をして、シャフトの逆しなりで飛ばす

技術を聞きますが、全くできません。


アイアンはなんとなくイメージ湧くんですが、ドライバーシャフト

は軽く、イメージが湧きません。


ゴルフ歴2年です。

逆しなりで飛ばすアドバイスを頂きたく存じます。


Answer


シャフトのしなりで飛距離を伸ばすためなのか、逆しなりで打つと

か言う解説が多いのですが、しなっている時に当たるとフェイスは

開いていますし、逆にしなっている時ですとフェイスは左を向いて

います。


その原理はしなったシャフトが真っ直ぐに戻った時に当てる事で出

球は真っ直ぐになるのですが、逆しなりで打つと言う理由は何なの

でしょうか?


そしてそのしなり、逆しなりの動きは1分間に260回ほどあり、

そのちょうど真っ直ぐになった状態で打つと真っ直ぐに出て、ちょ

っとでもズレれば方向にブレが生じて真っ直ぐに飛びません。


したがって、しなりの大きなシャフトほど不安定で打球が曲がると

言う原理ですのでプロはTX(トリプルX)のシャフトを使います。


ではなぜ柔らかいシャフトを使うのかと言うと、高齢者が少しでも

飛距離を出そうとするためです。

30年も熟練し、ヘッド速度が遅い人でしたらさほど曲がっても危

険がないからです。


野球のバットがどうしてしなりを利用しないのでしょうか?

ほとんど曲がらないバットを使っているのにはそれなりに理由があ

るのです。


また、そのしなりを逆にしてヘッドだけ先に行かせるために手を止

めるなどと言うタイミングを振動数260回の間にできるのでしょ

うか。

しなり、逆しなりの振動中に真っ直ぐになるのは二回ありますので

520回の瞬間を選んで打つのは大変です。


プロ選手は方向を安定させるためにできるだけ硬いシャフト、そし

てできるだけ捻じれないシャフトを選んでいます。


また、スイング中に手元を減速とありますが、右手が左手を追い越

す事でヘッドスピードを上げるためで、左手首の引き戻しによる前

倒しの動作によってレイトヒティング度を上げているのです。

ただ、右の9時から左の3時の横の動きで打っている人はそれが困

難です。


リゾートスイングは別ですが、世界のトッププロのスイングは右上

(右肩の上)にあるバスケットボールを左足の前に思い切り叩きつ

けるような縦の動きでダウンスイングします。


これによって左脚あたりでは自然に手は減速し、ヘッドが自然に追

い越していきます。


横振りは振り遅れの大きな原因ですし、人体構造上縦は横の動きよ

りも10倍強いので、ダウンスイングはトップの位置で飛球線上後

方を向いて切り返しで目標方向に(自分の後ろになる)右上から左

下に斜め縦に落とすという打ち方をします。


これで肩の開きも抑えられてインパクトでスクエアとなって胸の前

で球を捉える事が可能です。


表層的な症状や形だけ見て勝手な理論を作る人がゴルフは多いので、

9割は無意味、あるいは弊害のある理論だと思って良く吟味してか

ら取り入れる事をお薦めします。




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