2020年11月13日金曜日

コッキングについてお教え下さい


Question


右手はどうやってコッキング

意識すればいいですか?


Answer


コックとは通常左手首の事をいいます。

手首は甲側に曲げる背屈(カップ)、平側に曲げる掌屈(ボウド)

の外に親指側にも小指側にも曲げられます。


ドラコン打法などはその全ての動きを利用するのですが、普通の

ゴルフでは現在は親指側に曲げるだけになっています。

これは軌道が変わるからで、背屈は軌道がアップライトになって

トップでヘッドがクロスに入り、中期のような打法になります。


現在は親指側だけのコックが主流ですので、それを中心にお話し

ましょう。


テイクバックで曲げるのをコックといい、それを逆に解放するの

がアンコックです。この解放をリリースと言います。


このコックの方法としてはアーリーコックと、レイトコックがあ

りますので、それぞれに動作が違います。


まず、アーリーコックはシャフトが水平になるまでにアドレスで

は背屈になっている左手首を掌屈状態にします。

また、ローテーション(左腕の骨を軸とした時計回りの回転で、

これを後ろ倒しと言う)を多少して、左腕が水平になる位置では

シャフトが垂直になります。

これはコックを早めに完成させるのでアーリーコックと言います。


この動作は右手は肩からの距離を保ちながら、左手で右方向に押

すと、テコの原理でヘッドが上がります。

したがって、この場合は右手は常に胸の前で位置を変えず、また

肘を曲げずに距離を変えず、左の肩を下げてグリップエンドを押

し切る動作で、グリップや腕にはほとんど力を入れません。


レイトコックの場合はヘッドの重さを使ってヘッドが後から手を

追いかけて来るようなクラシック式の方法です。

この場合も右手や腕はアーリーコックと同じなのですが、左肩で

押してコックを作らずに、手首を伸ばしたまま9時まで上げて、

手を止めてからヘッドの重さでコックします。


したがって、どちらの手首も柔らかくしておく必要がありますの

でダウンスイングでも手とヘッドとの時間差が出来てムチ効果や

ダフり防止になるのです。


手首は大変難しい事があり、親指側だけ緩めて背屈にならないよ

うに常に軽く力を入れておかなければなりません。

したがってテイクバック時には左手首が背屈にならないように右

手首を背屈にしながら上げて、オカモチになって右手の平がトッ

プでは天井を向くように右手で操作すると良いでしょう。



 

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