2020年11月17日火曜日

なぜ、日本人はマスターズで勝てない?

 

Question


なぜ、日本人はマスターズで全く(1度も)勝てないのですか??


Answer


プロの試合でもコースのデザインや設定、天候などによって難易度

が違います。

マスターズは世界の4大メジャーの一つで最高峰の舞台です。


メジャー大会は今や優勝すると賞金が2億を超えていますので、世

界中の選手達、しかも強い選手が全員出場します。


アメリカツアーは世界でもトップで年間に45試合ほどあり、トッ

プ選手達はほとんどが25試合ほどの賞金の良い大会しか出場しま

せん。


したがって、普通の大会では世界トップの選手の出場する割合が低

く(フィールドが弱い)二流選手達が優勝するチャンスがあるので

すが、メジャーとなるとフィールドが厚く、賞金だけではなくタイ

トルとしての価値があります。


現在メジャー大会に優勝した回数で歴代一位はジャックニクラウス

の18勝です。

タイガーウッズが15勝ですので、そう簡単に優勝できる大会では

ありません。


日本人男子がメジャーに勝った事は今までにありません。

それはレベルの違いであり、普通の試合では勝った選手が数人いる

のですが、タイガーやサムスニードのように82勝とかするレベル

ではないのです。


普通の大会でも一度も優勝できない選手がほとんどで、しかも一回

だけしか優勝できないプロがいるのですが、2回以上できる人とは

それぞれにレベルが違うといいます。

また、数回優勝はできても10回以上できる選手は少なく、できて

もメジャーには優勝できないと言う選手が多いのです。


日本人でマスターズでの最高位は片山選手と伊澤選手の4位で、よ

ほど欠場者や調子の悪いトップ選手がいない限り、そのチャンスす

らないのが現状です。


やはり、その理由は飛距離だけではなくベタイン率が高くボギーを

出さない内容です。


FWヒット率やパティング数、パーオン率よりも50cmに止めら

れる技術や引き出しの多さが勝敗の鍵です。

しかも、どれだけ道具やコースを熟知し、体調やゴルフの調子を整

えて準備が出来るかなど、全ての条件が揃わないとそのチャンスは

ありません。


深いラフからの寄せや3パットしないなどの技術も必要ですが、最

終的には結局ベタピン率です。


その辺の技術がメジャータイトリストとそうでない人との違いで、

日本はこの低さが当面の課題かと思われます。




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