2020年11月24日火曜日

バックスイングは右足荷重になりさえすればいい?

 

Question


バックスイングは右足荷重になりさえすればいいんですか?

骨盤の捻転があればかならずしも左肩が正面を向く必要は

ないですか?


Answer


誰がそんな事を言っているのでしょうか?

むしろ腰はどうでも、肩がしっかりと90度回っていなければ

なかなか良い球は出ません。


腰は止めて15~20度程度で上半身を90度以上回すと言う

型(フォーム)がこの30年来の欧米打法の主流です。


ただ、日本ではこの打法は未だに上陸しておらず、腰も昔のよ

うにしっかりと45度程度回して打つのが主流ですので、その

ような指導をしている人達がほとんどです。


腰を回すのはクラシック時代で、可動域を大きくして勢いをつ

けようとしたのですが、中期頃から上半身と下半身との捻転差

を大きくするために、あまり回さなくなっていました。


決定的だったのがテイクバックでベタ足になった時期の80年

代です。

フレッドカップルスやデイビスラブなどらが左のカカトを上げ

ずに捻転差を大きくして、その張りを利用して打ち始めたのが

この30年来の打法になっています。


これはより正確に元に戻る事と張りによるパワーによって飛距

離が伸びたのですが、最近はチャンプのように腰の可動域を大

きくして打つ人が出て来てクラシック時代の打法を取り入れ始

めたのです。


しかし、一貫して肩の回転は90度以上回しており、変わった

のは肩の上下運動が入った事です。


これは高速スイングや超高速スイング時代になって、アスリー

ト化し始めた事で三軌道を一面化する必要が出てきたからです。


三軌道とは肩の軌道、手の軌道、そしてヘッドの軌道です。

特に肩の軌道は重要で、インパクト時に左肩がトップからどの

ような軌道で回転したかによってヘッドの軌道が変わるからで

す。


トップでは左の肩は最下点に行き、インパクトでで頂点と言う

軌道にして、その二つの点を結んだ直線上に球があれば、どれ

だけ速く振ってもヘッドが浮いてヒールトップする事がなくな

り、むしろ軌道修正されてボールにヘッドが向かいます。


この左肩をできるだけ下げてトップを作る形や、インパクトで

左肩を吊り上げて高くすると言うフォームは超高速に振る選手

の打法ではみな共通しています。


ゆっくりと振る打法ではその必要がないので昔の古い理論でも

良いのですが、スポーツとしてゴルフをされるのでしたらアス

リートゴルフの型をそのまま取り入れる事をお薦めします。




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