2020年12月22日火曜日

沈みこんでテイクバックをする

 

Question


スイングをするときに沈みこんでテイクバックをするよう、ゴル

フレッスンで教わりました。

体、頭が浮き上がるのを防止するためのようです。


しかし、沈みこんでテイクバックするとトップ付近で体が捻転で

きずに、実際ゴルフ練習場にいくと特にアイアン、UTが引っ掛け

ます。

アドバイスお願い致します!


Answer


テイクバックで起き上がりがある場合には注意するだけで治る事

もあるのですが、本来は基本動作自体を変える必要があります。


応急処置としては頭を押さえて対処する方法もあるのですが、自

然に起き上がりが出ないようにするには元々正しい筋肉でスイン

グをすると言う基本動作から修正するのが一番良い方法です。


ただ、ある程度定着している場合には難しい場合もありますので

その場合には定着期間が必要です。


修正法は二種類です。

起き上がり、伸び上がりなどは逆に頭を下げる事で相殺されて治

るのですが、意識をしていないとまたその癖が出ます。


出なくなるまでその訓練をする事によって筋肉が自然に覚え、違

う筋肉を使って正しい動かし方を探し当てる事もあるのですが、

逆に力で押さえ付けて修正された場合には、今度は無駄な力によ

って効率の悪いスイングになります。


渋野選手が全英優勝時にはインパクトで起き上がりがショットの

半分はあったのですが、今回4位だった全米オープンではほとん

ど動いていませんでした。


どちらかは見ただけでは分かりませんが、結果が全ての試合では

どちらでも構わないと言う考え方もあり、質問者さんがレッスン

で指導された先生はその考え方なのかも知れません。


本格的に効率や精度を追究して行く場合には正しい筋肉で無駄な

く余計な力や動きがないシンプルな動作で組み立てる必要があり、

初期の段階でその基本動作を教えてもらえるとあとが楽です。


そして、余計な動きや違う筋肉でのフォームはどうしても見た目

も綺麗ではなくなり、ぎこちないへっぴり腰のスイングになって

しまいがちです。


スクールなどではすぐに効果を出さないと辞めてしまう人がいる

ので、定着に時間が掛かる高度な技術はほとんど教えずに、その

場で帳尻を合わせる対処療法や応急処置しか教えない所がほとん

どです。


ただ、スコアを早く良くするにはその方法が効果的で、コツコツ

と基礎練習などはしたくないと言う人には良いかと思います。


また、引っ掛けは違うところに原因があるような気がします。

診てみないと分かりませんが、起き上がりのない正常な位置から

降ろして引っ掛けると言う因果関係はないので、おそらくいつも

より低い位置から下して来る事でダフらないようにと体が勝手に

反応して違う動きが入ったり、体重移動を忘れたりなどの違う事

をしている可能性があります。


一度診断してもらっては如何でしょうか?





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