2021年1月6日水曜日

腰の回転について

 

Question


アベレージ90程度のものです。

独学でゴルフの練習をしております。


スイングの際には内転筋に力を入れるものなのでしょうか?


当方はスイングの際に、腰が回らず前傾がキープできずに試行錯

誤しており、下半身の力の入れ方などいろいろ試しております。


Answer


腰が回らないと言うのはテイクバックの事でしょうか、それともダ

ウンスイングの事でしょうか?


腰はどちらにも回しますが、テイクバックでの腰の回転はクラシッ

ク時代には45度ほど回すのが一般的だったのが、中期には30度

程になり、30年ほど前から15~20度程度に抑えられて上半身

と下半身の捻転差を大きくして張りを作り、そのタメの解放を利用

するように進化して来ました。


これは飛距離を伸ばす事と軸ブレを少なくする二つの効果があり、

世界の打法として難易度が高い事から日本ではほとんどの人がこの

腰を止めて上半身を巻き上げる、捻じり上げると言う動作を組み込

んでいません。


また、ダウンスイングでの腰の回転はいくつかの回し方があります。

一つは腰自体を回す運動で、胴回りの筋肉を使います。

これは直立しておヘソを左に向けたり右に向けたりの反復でスム―

ズに回転するまで筋肉を慣らします。


次に両脚で地面を挟んで体全体を回わす運動です。

これは水泳のクロールでの脚の動きで右脚を後ろ、左脚を前に移動

する事で地面を挟みながら行います。


そして、これに蹴りを入れます。

左足のつま先で前に地面を押す時に蹴ると腰を開く速度が上がり、

ドラコン選手などは左の脚が浮いて後ろ打席方向に足が移動して着

地するほどの強い蹴りを入れます。


その始動直後に右脚で右後ろ(打席)方向に母指球で蹴って膝を伸

ばすことによって右の腰が前に出ます。

これはスピードスケートのスタート時の右脚の動作です。

この蹴りによって腰がさらに回転速度を上げ、これらの動作が動力

となってパワーを産みます。


基本的にはこの4つの動きにプラス体重移動があり、左(目標方向)

後ろ(打席方向)に重心を移動しながら腰を開きますので、さらに

インパクト時の重量が上がります。


前傾を維持できないのはインパクトでの伸び上がりでしょうか?

これは腰の開きがないとダフりますので、まずは重心移動です。

左斜め後ろに体重を移動しながら左の腰を引きます。

つまり、左のお尻を後方打席方向に突き出す動作です。


そして、インパクトでは打ち下ろし軌道で4時半まではヘッドが下

って行くような打ち方をしてしっかりと押し込めば伸び上がりはな

くなるはずです。


内転筋は挟みの時に使いますが、フィニッシュで両脚の内腿がくっ

つくのがこの挟みによっての結果です。


腰を回転させるだけでもこれだけの色々な方法があります。

ましてクラブの動きなどは難易度が高く、腰の動き同様に見ただけ

では分かりませんので、ミクシーのコミュニティーを参考にしてみ

てください。





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