2021年1月9日土曜日

起き上がりはアウトサイドインの原因?

 

Question


テークバックでの起き上がりは、アウトサイドインの原因の一つになり

ますか?


Answer


アウトイン軌道は肩が先回りするために起きる現象ですが、伸び上がり

は上下運動ですので直接関係はありません。


問題は伸び上がってそのまま高い位置から打つ場合と、元に戻そうとす

る人といて、どちらも軸がズレてしまうので定着に時間が掛り、遠回り

するので上げ方を変える必要があります。


恐らく今の段階ではその必要性を感じていらっしゃらないかも知れませ

んが、パーではくバーディーを取りに行く段階で長年の動作を改造する

事になり、それまでの癖を抜くのに余計な時間が掛かってしまいます。


伸び上がってそのままの高さで打つと、前傾角度がその番手の適正な角

度から外れる事で軌道がくるってしまいます。

それを帳尻合わせして芯に当てる事はできますが、バラつきの原因にな

ったり、精度が上がらなかったり、再現性が上がらない、あるいはズレ

た時、忘れた時には診断も修正も困難になります。


軸はブラさないように打つ方が基本ですので、上下も左右もまた前後の

ブレもないスイングが理想です。


したがって、テイクバックに使う筋肉を正して、上げ方そのものを修正

する必要があるかと思います。


クラブを持たずに体だけで90度回してみてください。

その位置で静止し、鏡を見ながらそこから両腕を伸ばしてトップの形を

作ると、胴回りの筋肉だけで肩を回している事が分かります。


ところがクラブを持つと両腕でクラブを上げていることで起き上がりが

おまけでついて来るケースがほとんどです。


まずは胴回りの筋肉だけで回転をし、トップでは左の肩が最下点になる

ところで止める事です。

むしろ沈むような感覚になるのが正解ですが、頭が上下しないようにし、

それ以上回そうとしない事で起き上がりがなくなるはずです。


インサイドアウト軌道は切り返しで体重移動し終わってから腕を降ろし

て腰の位置に来てから初めて肩を回すと思ってください。

そしてインパクトの時に肩ラインが飛球線上と言う、いわゆる体の真正

面で打つと言うタイミングに調整してください。





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